エントリーの編集
![loading...](https://b.st-hatena.com/bdefb8944296a0957e54cebcfefc25c4dcff9f5f/images/v4/public/common/loading@2x.gif)
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
「夜の魚」一部 vol.28 | kitazawa-office
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
![アプリのスクリーンショット](https://b.st-hatena.com/bdefb8944296a0957e54cebcfefc25c4dcff9f5f/images/v4/public/entry/app-screenshot.png)
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
「夜の魚」一部 vol.28 | kitazawa-office
■「ひとりで遊ぶってのも楽しいもんだぜ」 男は顔を不器用に歪め、背中に手を廻すと畳まれたモロゾフの... ■「ひとりで遊ぶってのも楽しいもんだぜ」 男は顔を不器用に歪め、背中に手を廻すと畳まれたモロゾフの紙袋を私に差し出した。 「弾と鍵だ。車は西銀座の駐車場にある」 痩せていないのが不思議だった。歯も白い。 「どういうことだよ」 「訳がわからないことって、まだあるんだぜ」 そう言って男は黒い毛糸の帽子を目深にかぶった。それでも笑っているらしい。 電光掲示板に、消費税率を上げる法案が衆院を通過したと流れていた。 暫定、と続けて書かれている。この国が、生きているだけで税金のかかる仕組みになって随分になる。 私は時計台の前、四丁目の交差点を渡り人混みを越えた。警官が立っている。階段を降り、黄色い電球の地下にもぐった。 指定されたブロックを捜す。一番奥まった一角に車があった。 クリーム色の、丸目のカマロだ。 なんだか溜め息がでる。これでどうしろっていうんだ。 重いドアを開け、