神戸新聞NEXT｜文化｜大阪文学学校第３代校長に細見氏 篠山在住の詩人

作家田辺聖子さんらを輩出してきた「大阪文学学校」（大阪市中央区）は８日、兵庫県篠山市在住の詩人細見和之さん（５２）が１０月１日、第３代校長に就任すると発表した。 同校は１９５４年に詩人の故小野十三郎氏が創立。９１年に詩人長谷川龍生さん（８６）が校長を継いだ。学生数の増加などから、今年、創立６０周年を迎えたのを機に人事を刷新。運営母体である大阪文学協会の代表理事には作家葉山郁生（いくお）さん（６５）が就く。 細見さんは大阪府立大教授（ドイツ思想）で、２０１２年に三好達治賞を受賞。今年４月から本紙文化面で詩集評を担当している。細見さんは「文学、特に詩は生活の糧にはならないが、生きる糧にはなる。そんな文学について生徒と共に考えたい」と話している。（平松正子）

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