神戸新聞｜社会｜学校のデジタル化 西宮の公立小中校で導入進む

大型テレビに映るデジタル教科書を使った授業。子どもたちの関心をひき、理解を助ける＝西宮市立北六甲台小学校（撮影・立川洋一郎） 兵庫県西宮市の公立小中学校で、デジタル化が進んでいる。２学期から市内全２０の中学校で、大型画面に映し出される「デジタル教科書」を導入。さらに、小中全６０校で通知表や指導要録も電子化した。こうした情報システムを市内全域の学校現場で活用しているのは全国的にも珍しい。動画で子どもたちが興味を持ちやすいように工夫されている上、教員にとっても事務作業の時間短縮にもつながると、教育関係者は歓迎している。（金山成美） 西宮市立北六甲台小学校、４年生の国語。子どもたちの目は、黒板の横に設置された５０インチのテレビに注がれている。画面には、通常の教科書と同じ内容が映し出され、ページをめくるように移り変わる。 内田英樹教諭（２９）がパソコンを操作すると、画面から音声が流れた。機器が朗読

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教室環境だけでなく、校務システムのデジタル化も。導入で、学期末の事務作業にかかる時間が教員1人あたり約9時間短縮された、とのアンケート結果。

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デジタル教科書，校務支援システム．