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太田昌国のコラム : 植民地主義克服の新たな動き―オランダから
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太田昌国のコラム : 植民地主義克服の新たな動き―オランダから
新型冠状病毒肺炎一色に染められた2020年の出来事のなかで際立ったのは、米国発の「ブラック・ライブズ... 新型冠状病毒肺炎一色に染められた2020年の出来事のなかで際立ったのは、米国発の「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事だ)」運動だった。それは、白人警官が黒人青年の首を膝で押さえつけて扼殺するという許しがたい悲劇から派生したものではあったが、抗議の運動は米国内のみならず世界各地に波及した。そこで問い質されたのは、奴隷制や植民地主義、総じて人種差別が「過去」のことではなく、現在なおこの世界秩序の根幹を支えているのだという現実だ。 この現実を、折からの冠状病毒肺炎禍のなかに据えると、事態の本質が改めて鮮明になる。ここを生き延びるための「予防、医療、ワクチン、給付金……」などの諸手段が、どこの誰に保障されていないかを考えると、地域・民族・仕事の種類・性別・年齢などが壁となって立ちはだかって、本来的に弱い立場にいる人びとが苦しむ構造が世界的かつ(どの国にあっても)国内的に出来上がっていること