NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 公務員の人材開発：管理職のなり手が「枯渇」する!?

中原淳（東京大学准教授）のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先だって、東京23区の、ある区長さんと人事関係者の方が、研究室に来られました。ご縁があって、僕の著書をお読み頂いたようで、一度、某区における職員の人材育成のあり方、人材開発の問題点を相談させて欲しい、とのご要望でした。 僕は、「公務員の人材育成」は研究したことはないのですが、いろいろなご縁からのご紹介でしたので、ご相談をお引き受けし、ディスカッションをさせていただきました。 曰く、 【全般】 ・住民のニーズが多様化し、高品質のサービスが求められている ・業務量が増えている 【中堅】 ・シニア世代の大量退職が迫っている ・30代ー40代の中間管理職が不足している ・管理職にはなりたがらない ・中間管理職不足を埋めるた

[megadrive]

良い信念。育成は低確率やから、人材の選択がさらに100倍重要 QT 「管理職にしてはいけない人」を管理職に登用した場合、現場にもたらされる悲劇とその対処のために必要なコストは「管理職を育てるコスト」の100倍

[tetsutalow]

公務員って人事好き過ぎるほど好きなくせに、じゃあ人をちゃんと評価して育ててってのはビックリするくらいアカン組織だと思う…5年後、怖いね。

[kurokzhr]

やばいなこれ。/「管理職にしてはいけない人」を管理職に登用した場合に現場にもたらされる悲劇と、その対処のために組織や個人が支払わなければならないコストの総計は、「管理職を育てるコスト」の100倍である

[SavingThrow]

”（信念ですが）「管理職にしてはいけない人」を管理職に登用した場合に現場にもたらされる悲劇と、その対処のために組織や個人が支払わなければならないコストの総計は、「管理職を育てるコスト」の100倍である。”

[AFCP]

"これも「日本の人材育成の社会課題のひとつ」なのかな、という思いがしてきます" 確かになあ。会社も公務員も教員も、ひょっとしたら医師も、同じ問題を抱えている気がするなあ。