ギリシャ議会が中期財政再建関連法案を可決、融資へ前進 | 最新ニュース | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

［アテネ／ベルリン ３０日 ロイター］ ギリシャ議会は３０日、中期財政再建計画の実施方法を定めた関連法案を可決した。前日の財政再建５カ年計画法案に続き、関連法案も議会を通過したことで、欧州連合（ＥＵ）・国際通貨基金（ＩＭＦ）による次回融資の実施に向け大きく前進した。 法案の採決では賛成１５５票に対し反対は１３６票だった。法案可決を受けて、目先のデフォルト（債務不履行）懸念が後退し、安心感からユーロが３週間ぶりの高値をつけたほか、世界の株式市場も上昇した。 ファンロンパイＥＵ大統領とバローゾ欧州委員長は「国としての責任を示す行為」と法案通過を歓迎する共同声明を発表し、融資実施に向けた条件は整ったとの認識を示した。 ユーロ圏財務相は７月３日の会合で、対ギリシャ第５弾融資の実施を承認する見通しで、ＩＭＦも５日に承認する予定。 ただ、クレジット・デフォルト・スワップ（ＣＤＳ）市場では、ギリシャが５

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ギリシャ議会が中期財政再建関連法案を可決、融資へ前進