時論公論 「ネット社会と子どもの犯罪」 | 時論公論 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス

インターネットを通じて子どもが性犯罪などに巻き込まれる被害が増えています。一方で、ネットを通じて子どもが犯罪の加害者になるケースも多くなっています。 東京の少年院が、このほど加害者となった少年を対象に初めて行った調査では、ネット利用と犯罪傾向の間に相関関係が見えてきました。 今夜はネット社会で子どもがなぜ加害者になるのか、それを防ぐにはどうすればいいか、考えます。 一方、子どもが加害者になる犯罪は、例えば ▼１９歳の少年がスナック菓子に爪楊枝を混入する動画をサイトに投稿した。 ▼１５歳の少年が、祭りの会場にドローンを飛ばすという予告をネットに書き込んだ。 こうした少年が逮捕される事件が起きています。 ただ、直接ネットを使った犯罪以外にも、ネットで知り合った相手に誘われて振り込め詐欺に関わったとか、ネット上のトラブルから事件に発展した、といったケースも多いとみられます。 実際、振り込め詐欺で