「混迷深まる築地市場移転問題」（時論公論） | 時論公論 | 解説アーカイブス | NHK 解説委員室

東京都の小池知事が移転を当面、延期すると表明した築地市場の問題。都が移転先となる豊洲市場の土壌汚染対策について、事実と異なる説明をしていたことがわかりました。行政が我々に嘘をついていた形です。今夜は予定を変更して、食料問題担当の合瀬解説委員とともに、この問題について考えます。 対策の柱は盛り土と、地下水対策です。 ベンゼンやシアン化合物は、気化して人が吸引すれば中毒症状を引き起こすだけでなく、発がん性などを持つ有害物質です。 このため専門家会議では、かつて工場があった地盤から、汚染された土壌を２メートル掘り起こし、その上に合わせて厚さ４．５メートルのきれいな土を積み上げる。 また市場を取り囲むように、地下に壁を作り、中の地下水を浄化し、水位が上がらないように管理するとしました。 そうした地下水や、盛り土の対策をとれば、直接人に摂取されるだけで無く、たとえ土壌中を気化してきても、人の健康や、

[filinion]

都庁の人たちは、これ問題になると思わなかったのかね…？