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南畑ダム一時決壊恐れ 放水なら那珂川はんらん / 西日本新聞
福岡県那珂川町の県営南畑ダムの貯水率が26日、一時140%を超え、決壊の危険性が高まった。緊急放... 福岡県那珂川町の県営南畑ダムの貯水率が26日、一時140%を超え、決壊の危険性が高まった。緊急放流が必要になったが、放水量を増やせば福岡市の都心部などを流れる那珂川がはんらんする恐れがあった。午後、雨が収まったため緊急放流は見送られたが、大惨事の一歩手前となる事態に、管理者の福岡県は厳しい判断を迫られた。 午前10時すぎ、福岡県庁9階の県消防防災課。中島浩課長が部下から受け取ったペーパーには、こう記されていた。「南畑ダムが満杯」 午前9時、貯水率は100%に達し、同11時に125%、正午には140%に膨らんだ。「ダムがあふれる」。フロア続きの県災害対策本部のモニターにダムの映像が映され、県職員が慌ただしく地図に目を落とす。一気に緊張感が高まった。 「これ以上貯水量が増えればダムの強度がもたず決壊の恐れがある」。県は、通常の2.4倍に当たる毎秒300万トンを放流することを決めた。 一方、福岡
2009/07/27 リンク