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ストーカー(8305)
ストルガツキー版の『ゲィトウェイ』といっていいのかもしれない。もっとも、本書の発表は早く、第一部... ストルガツキー版の『ゲィトウェイ』といっていいのかもしれない。もっとも、本書の発表は早く、第一部が1972年に出ているから、本当ならば『ゲイトウェイ』(77年)がポール版『ストーカ-』と呼ばれるべきなのだろう。近未来、異星人の残した正体不明の遣物をめぐって、一獲千金を夢見る密猟者(=ストーカー)たちが暗躍する――基本設定に両者の類似点は多く、ある意味でテーマもよく似ている。しかし、一番の相違は、異星人(遺物〉と人間との関係にある。 ポールが異星人の謎に解答を与えなかったのは、それが、断片的に挿み込まれる未来社会の混沌と呼応するものだからだ。多くのSFにおいて、異星の文明は確実に繁栄(または破滅)をもたらす。だが、ポールの近未来はそれほど極端なものではない。従って謎の全ては、単純に明らかにされないのである。続篇に至って、謎が次々と解かれていったのも、作者の興味が別の方向へと移ったせいだろう。
2008/05/11 リンク