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有馬哲夫『日本テレビとCIA―発掘された「正力ファイル」―』
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有馬哲夫『日本テレビとCIA―発掘された「正力ファイル」―』
本書は現代史の深部をえぐったきわめて特異な書である。日本国内で民間テレビ放送が開局されるまでの日... 本書は現代史の深部をえぐったきわめて特異な書である。日本国内で民間テレビ放送が開局されるまでの日本、アメリカの政治構造を丹念に追いかけることで、メディアがどのように誕生するかを明かし、そこにかかわった人物たちの思惑を裸にして示している。この種の書が日本人研究者の手によってえがかれたことに、私はいささかの驚きをもった。 正力松太郎は日本テレビ創設の功労者であり、日本の民間放送の草分け的人物として名をのこしている。もともとは内務省警保局育ちの官僚だが、大正十三年に虎の門事件の責任をとり官界を去り、新聞人に転向した新聞経営者であった。敗戦直後はA級戦犯に指定されるが不起訴となった。この正力がアメリカ政府の要人やGHQと連携する形で日本テレビ放送網は開局されることになるのだが、そこには正力とアメリカ側関係者とのつながり、さらには正力と日本国内の権力構造とのからみあいなど不透明な部分があるやに囁か