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2024年4月 サプリメントや健康食品はなぜ跋扈するのか~続編~
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2024年4月 サプリメントや健康食品はなぜ跋扈するのか~続編~
小林製薬の「紅麹」のサプリメントで少なくとも5人が死亡し100名以上が入院した事件が連日報道されてい... 小林製薬の「紅麹」のサプリメントで少なくとも5人が死亡し100名以上が入院した事件が連日報道されています。報道によると、プべルル酸による腎障害が指摘されているようですが、紅麹の危険性は随分前から分かっていたことで、谷口医院では以前から患者さんから相談されたときは(ほぼ)全例で「飲まない方がいい」と伝えてきました。 今回は2018年11月のコラム「サプリメントや健康食品はなぜ跋扈するのか」の続編としたいと思いますが、まずはなぜ紅麹が以前から危険だったのかを振り返っておきましょう。 そもそも紅麹は効果及び安全性が医薬品と同等と考えなければならないものです。紅麹の主成分はモナコリンKと呼ばれる物質で、これはコレステロールを下げる薬「ロバスタチン」(名前が似ている「ロスバスタチン」とは別の薬です)と同じ成分です。ロバスタチンは日本では承認されていませんが、海外ではコレステロール降下薬として処方され