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日経スペシャル ガイアの夜明け : テレビ東京
最近、雇用環境が改善している。団塊世代の大量退職や少子高齢化をにらみ、新卒者の就職戦線は、80年... 最近、雇用環境が改善している。団塊世代の大量退職や少子高齢化をにらみ、新卒者の就職戦線は、80年代バブル期並みの「超売り手市場」の様相を呈している。 しかし、その一方で、取り残された世代がある。20代後半から30代前半の「就職氷河期世代」だ。90年代の大リストラ時代、企業の採用が細る中で就職戦線を迎えたこの世代は、正社員になるチャンスを逃した人が多い。「派遣」や「フリーター」という不安定な雇用関係を強いられ、働いてきた。中には、ネットカフェや漫画喫茶を転々とし、「日雇い労働」の生活を強いられる「ワーキングプア」に転落する者まで出てきている。 日本経済の片隅に追いやられたロスト・ジェネレーション(=失われた世代)たち。 彼らが安心して働き、生きる道は開けるのだろうか――。 東京・池袋。夜になると大きな荷物を抱えた若者たちが、ネットカフェに吸い込まれていく…。彼らの多くは20代後半から30代。