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『さらば、モナ・リザ』 ロベルト・ザッペリ著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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『さらば、モナ・リザ』 ロベルト・ザッペリ著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
彼女は実はモナ・リザではなかった。この大胆な仮説を打ち出したのは、わが国でもすでに何冊かの翻訳で... 彼女は実はモナ・リザではなかった。この大胆な仮説を打ち出したのは、わが国でもすでに何冊かの翻訳でおなじみの高名なイタリアの歴史家である。では、いったい誰なのか。ルネサンス最大の芸術保護者として知られるメディチ家の当主ロレンツォ豪華王の息子、ジュリアーノが秘(ひそ)かに愛して非嫡子までもうけた意中の女性だというのだ。 だが、よくあるような暴露本と誤解してはいけない。実証的な裏づけにかけては他に引けを取らないこの歴史家の新説には、不思議な説得力がある。レオナルドは親しいパトロンの要請に応えて、見たこともない女性の肖像を想像で描いたのだ。それゆえその絵は、しばしば自画像にも比されてきたし、愛着もまたひとしおで、画家は結局死ぬまで手元に置き続けた。かくして、その謎めいた微笑(ほほえ)みを宿す不滅の肖像が誕生した。 そもそもモナ・リザ説に確たる証拠はない。レオナルドほどの画家が、ごく平凡なフィレンツ