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『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』 ガイ・ドイッチャー著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
良質な本だ。言語学者である著者が、新旧数多(あまた)の文献を引用しながら、私たちの母語がどう「心」... 良質な本だ。言語学者である著者が、新旧数多(あまた)の文献を引用しながら、私たちの母語がどう「心」に輪郭を彫り込むかを解説する。 ただし、本書に学術的な期待を抱いてはいけない。著者独自の視点や画期的な結論を提示するよりは、むしろ、個々の事例を巧みな筆力で描き魅了する本だ。 本書の約3割は色彩感についてページが割かれる。どの言語でも黒と白を表現する単語がまず生まれ、続いて赤が生まれる。しかし、細部については言語毎(ごと)に表現する色が異なる。「物理学者は色彩スペクトルを連続的尺度とみる。言語はこの尺度に恣意(しい)的な境界線を引く」 同じ青色でも、微妙な差異に別の単語をあて、区別する言語がある一方で、「緑と青さえ区別しない言語がある」と著者は指摘する。日本語はその例だ。「青信号」「青葉」などの表現からも、この事実が窺(うかが)える。もちろん日本人が劣等感を抱く必要はない。知覚として青と緑を感
2012/12/25 リンク