県、初の被災者受け入れ : 滋賀 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

福島の２家族「ようやく安心」 関西広域連合の緊急声明を受け、福島県を支援している滋賀県が１７日、被災者を初めて受け入れた。福島県郡山市の会社員荒川大樹さん（２３）の一家４人と、同県会津若松市の家族２人。荒川さんは東近江市神郷町の県消防学校の寮の１室に入り、「もう大丈夫。ようやく安心できた」と、ほっとした表情を見せた。 荒川さんと妻の説子(ときこ)さん（２６）、長女結衣ちゃん（３）、次女利衣(りい)ちゃん（２）は郡山市内で買い物帰りに、車の中で巨大地震に襲われた。 「揺れではなく、回るという感じだった」。アパートの部屋は家具が倒れるなどひどい状態だったが、幸いなことに家族も実家の両親らも無事だった。 県外への避難を決めたのは、福島第一原発の事故が大きくなったため。１５日には新潟市内に避難したが、翌１６日には「もっと遠くへ」と考え、車で日本海沿いに西を目指した。道中、携帯電話のサイトで京都と滋