「脊髄損傷」（１）足は一生動かない…「すべて失った」 : 一病息災 : 医療 : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

練習中、車いすの指揮官は、グラウンドを走り回る選手たちの姿をじっと見つめる。時折、短い指示を出す。自分で考えながらプレーできるようになってほしい、と願う。 今年から、四国サッカーリーグの「カマタマーレ讃岐」で指揮を執る。 「自分を必要としてくれて、うれしかった。頑張ろうと思いました」 指導する上で、足が使えないのは致命的とも言える。選手たちに自ら手本を示せないからだ。だが、「ボールをけれなくても、自分が目指すサッカーを選手に伝えることはできる」。チームは現在、リーグで首位を走る。 高校時代、サッカーの名門、山梨・韮崎高校でエースストライカーとして活躍した。全国大会で２年続けて準優勝し、「将来の日本代表に」と期待された。 だが、大学進学を目指して浪人していた１９８３年８月、乗っていたオートバイがパンクして転倒。背骨を走る神経の脊髄を損傷した。 上半身をボルトなどで固定し、入院生活を送った。「

[sankaseki]

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