特急廃止、知事受け入れ ＪＲと会談 : 地域 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

石井知事は２０日、大阪市内のホテルで、ＪＲ西日本の真鍋精志社長と会談した。ＪＲ側は、来春の北陸新幹線開業に伴う関西方面への在来線特急廃止の代替策として、シャトル新幹線の新高岡駅停車や金沢行き新幹線の早朝運行、北陸線を引き継ぐ「あいの風とやま鉄道」の８駅でのＪＲ切符販売の継続などを回答した。代替策を要望してきた石井知事は「相当の配慮と誠意」と評価し、特急廃止を受け入れる考えを初めて伝えた。 会談は非公開で約１時間行われた。県によると、ＪＲ側は、代替策として〈１〉富山―金沢間のシャトル新幹線「つるぎ」は全て新高岡駅に停車〈２〉つるぎの富山始発は午前６時頃〈３〉午前６時半頃に長野発、金沢行きの始発列車を運行――などの方針を示した。これにより、東京始発の列車が到着する前に、金沢へ向かい、関西方面の特急に乗り継ぐことができるようになる。 県の試算では、富山駅を午前６時に出れば、６時半に金沢駅発の特急