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倒壊「危険」1万件超…避難所生活長期化の恐れ : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
熊本県は29日、建物倒壊の危険性を調査する「応急危険度判定」で、立ち入りが「危険」と判断した建物... 熊本県は29日、建物倒壊の危険性を調査する「応急危険度判定」で、立ち入りが「危険」と判断した建物が1万件を超えたと発表した。 判定に強制力はなく、建物の利用は個人の判断にゆだねられるが、避難者は自宅に戻りにくくなり、避難所生活が長期化する恐れがある。 国土交通省や熊本県によると、15日から専門家が県内18市町村で調査。建物の傾きや亀裂などから「立ち入り危険」(赤)、「要注意」(黄)、「使用可能」(緑)と判断、色分けした紙を貼っている。住民や通行人に注意喚起する狙いがあり、30日まで行われる。 28日までの調査では、約3万9000件のうち「危険」は約1万1000件で全体の28%を占めた。「要注意」は約1万2000件、「使用可能」が約1万6000件だった。 過去の地震での「危険」の総数は、東日本大震災1万1699件、阪神大震災6476件、新潟県中越地震5243件。
2016/05/02 リンク