持ち運べるオービス、生活道路で本格運用進まず : 社会 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

長野県警が４月に導入した持ち運び可能な速度違反自動取り締まり装置（オービス）が、期待された通学路や生活道路などで、いまだに本格運用されていない。 地域住民からの要望が少ないこともあり、場所選びが進んでいないという。 持ち運び可能なオービスは、主に幅の狭い道路などで重点的に取り締まりを実施する。場所は各警察署が地域住民らの要望を基に候補地を選び、県警交通指導課が現地を確認して最終的に判断する。運用を開始した４月９日は、過去に事故が起きた佐久市で、通学路の取り締まりを行ったが、その後は、以前に定置式オービスがあった幹線道路での取り締まりが続いている。 どこで取り締まりを行うかは、速度が出ている車を多く見ている地元住民からの要望が頼り。当初は大型連休明けから始める予定だったが、警察署への要望は少ないとみられ、「地区の会合などで住民に情報の提供を呼びかけているが、まだ検討中」（長野中央署）というの