盗品を「土産」と申告、ベトナム航空乗務員が大量運搬か : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

ベトナム航空乗務員による盗品の密輸事件で、複数の乗務員が、日本―ベトナム間のフライトの際、「お土産」などと言って大量のスーツケースや段ボール箱を持ち運んでいたことがわかった。 盗品持ち出しや国内への密輸入の疑いが浮上しており、埼玉、山口など１４府県警の合同捜査本部が捜査している。 捜査関係者によると、パイロットや客室乗務員がそろって大量の荷物を持ち込んでいたのが目立ち、クルーぐるみで事件にかかわっていた疑いがある。入国時はスーツケースと段ボール箱でベトナム製冷凍ウナギなどの食材を持ち込み、出国時は日本の化粧品を大量に持ち出したケースなどがあるとみられる。乗務員は入国時に税関でチェックを受けるが、「自分で使う」「知り合いへの土産」と言えば、通過させざるをえないという。盗品有償譲り受け容疑で再逮捕された副機長ダン・スアン・ホップ被告（３３）（盗品運搬罪で起訴）は報酬を得て盗品を本国に持ち出した