震災で内定取り消しの学生、全国で１７３人に : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

東日本大震災の影響で、就職が決まっていた事業所から内定を取り消された今春卒の学生が、６日現在、全国で１７３人に上っていることが８日、厚生労働省の調べでわかった。 １２３人だった３月末現在から５０人増えた。 調査は、全国のハローワークが、震災で経営状況が悪化した事業所から報告を受けた件数を集計。内定を取り消された学生は、１５都道府県の大学生・専門学校生６３人と高校生１１０人。地域別では、東京の７１人（前回比８人増）が最多で、岩手４７人（同２３人増）、宮城２０人（同７人増）、福島８人（同１人増）が多かった。入社延期も全国で１０５１人（同３５８人増）に及んだ。東京の人数が多いのは、本社が東京にある企業が、被災地の営業所などで採用した学生の内定を取り消したケースが多く含まれているためとみられる。