大学生就職率、被災地反映の確定値でさらに減少 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

厚生労働・文部科学両省は１日、今春卒業した大学生の就職率（４月１日現在）の確定値が前年同期比０・８ポイント減の９１・０％と過去最低になったと発表した。 ５月２４日に発表された暫定値は９１・１％だったが、東日本大震災の被災地にある３大学のデータを反映して、今回確定した。暫定値より０・１ポイント減少したことで、被災地の就職状況の厳しさを改めて示した。 東北の被災地の３大学は、震災の影響で５月２４日の発表時には調査が終了していなかった。厚労省によると、この３大学を含め、北海道・東北地区で調査対象となっているのは８大学。８大学のデータがそろっていた２月１日時点での就職内定率は７８・３％で前年同期比０・５ポイント増だったが、今回の就職率の確定値は８９・２％で同０・１ポイント減に落ち込んだ。