「あかつき」予定通り小型エンジン２０分逆噴射 : 科学・ＩＴ : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ（ジャクサ））は７日、日本初の惑星探査を目指す金星探査機「あかつき」が、金星を回る軌道に入るためのエンジン噴射を、予定通り実施したと発表した。 軌道入りの成否は、９日午後に判明する見込み。 あかつきは２０１０年に軌道入りに失敗しており、５年ぶりの再挑戦だった。ＪＡＸＡによると、あかつきは７日午前８時５１分、金星から約１８００キロ・メートル離れた宇宙空間で、４台の小型エンジンの逆噴射を始めた。噴射は計画通り、約２０分間続いた。あかつきの状態は正常という。 あかつきが軌道入りに成功すれば、金星の上空約５００キロ・メートルまで接近する。７日午後には金星の撮影を行い、来春から本格的な観測を行う予定だ。

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「宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）の中村正人教授（５６）は相模原市内の同機構キャンパスで記者会見し、「やっと（金星に）着きました」と喜びをあらわにした。」