「あかつき」、４年後に金星周回軌道再投入へ : 科学 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

宇宙航空研究開発機構は金星の周回軌道への投入に失敗した探査機「あかつき」について、今年９月上旬に主エンジンの試験噴射を実施し、あかつきが金星に再び近づく２０１５年１１月の再投入を目指す方針を明らかにした。 ３０日開かれた文部科学省宇宙開発委員会の調査部会で報告した。 あかつきは昨年１２月の投入失敗後も、太陽の周りを回っており、搭載機器も正常に動いている。これまでの分析で、主エンジンの噴射口が破損している可能性が高いことが判明しているが、宇宙機構は「限られた条件の中で再投入を目指したい」としている。 一方、投入失敗の原因となった燃料加圧用配管の弁の不具合について、宇宙機構は探査機内で起きた状況を再現する実験を実施。その結果、燃焼を促進する酸化剤が燃料と反応してできた物質が弁に詰まった可能性が高いことがわかった。

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当初は6-7年後の再投入だったのが、5年後の再投入に繰上げ変更か。あかつきの太陽公転周期約203日をさらに短くするのだろうか？ 近日点での熱対策がますます大変そうだ。