湯浅誠『反貧困』 －紙屋研究所

湯浅誠『反貧困』 貧困の自己責任論に最後的な打撃を与えた、といっても過言ではない。 たとえばぼくなどは、自己責任論批判として財界の戦略が背景にあることや、高度成長期などとの比較をしてきたわけだけども、それでも「でも私は努力してそうなりませんでしたよ」式の反論は残ることになる。 この前、日テレ系番組「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」をみていたら、お笑いコンビ・サンドウィッチマンが「１年間バイトやハケンを続けた人は正社員にします」という「マニフェスト」を出して「可決」されていたが（このコンビへのぼくの好感度はますます高くなった）、 http://www.ntv.co.jp/souri/manifesto/20080718.html このとき「反対」の論陣をはった人々の説教はやはり「私は努力してワーキングプアにはならなかった」というものだった。 これは貧困にまつわる自己責任論の最後の

[coleo]

「溜め」は等しく備わっているものではない。

[BUNTEN]

「溜め」のなさの具体的イメージがわからん人は http://air.ap.teacup.com/bunten/11.html ほかの「転落日記」 http://air.ap.teacup.com/applet/bunten/msgcate4/archive を全部読む推奨。orz

[sawa_02]

湯浅誠『反貧困』のレビュー。文化資本は経済資本に比べて、目に見えにくいだけに重要な概念だと思う。

[K416]

この本を以前読んで、考えるところが非常に多かった。この書評では、他の本とつき合わせながらいろいろ書いておられて、焦点がさらに理解できたように思う。