厚労省が学会に声明文案送付 NHKニュース

厚労省が学会に声明文案送付 2月24日 15時36分 肺がんの治療薬「イレッサ」を巡る裁判で、先月、裁判所が出した和解勧告について、厚生労働省が「懸念を表明する」などと国の主張に沿った内容の声明文の案を作り、「日本医学会」に送っていたことが分かりました。 この裁判は、肺がんの治療薬「イレッサ」を服用し、重い肺炎を起こして死亡した患者の遺族ら１５人が、国と製薬会社におよそ１億８０００万円の賠償を求めているもので、先月、裁判所が出した和解勧告について、国は「薬の承認過程に問題はなかった」として応じない意向を示しています。この和解勧告を巡っては、「日本医学会」など複数の学会が相次いで懸念を表明していますが、このうち「日本医学会」に対して、厚生労働省が、事前に声明文の案を作成して送っていたことが分かりました。声明文の案には「今後の日本の医療の進展を阻むような内容が示されており、裁判所の判断に懸念を