義足のランナー 精神鑑定へ NHKニュース

南アフリカの両足が義足のランナー、オスカー・ピストリウス被告が交際していた女性を射殺したとして殺人などの罪に問われている裁判で、裁判所は１４日、ピストリウス選手の精神鑑定を行うことを決め、事件当時の精神状態が焦点の一つとなる見通しです。 南アフリカの両足が義足のランナー、ピストリウス選手は去年２月、首都プレトリアにある自宅で、交際していた女性を浴室のドア越しに銃で撃って殺害したとして殺人などの罪に問われています。 これまでの審理で、弁護側の証人として出廷した精神科医が「ピストリウス選手は幼少期の体験から不安障害を抱えていて、事件当時の行動に影響を与えた可能性がある」と証言したことから、裁判所は１４日、ピストリウス選手の精神鑑定を行うことを決めました。裁判では、口論の末に女性を射殺した計画的な殺人だったとする検察に対し、ピストリウス選手側は不審者が侵入したと勘違いして発砲したとして無罪を主張