原発再稼働差し止めを 仮処分申し立て NHKニュース

福井県にある関西電力の高浜原子力発電所と大飯原子力発電所の合わせて４基の原発について、福井県などの住民が「本質的な危険性が解消されないまま再稼働が目前に迫っている」などとして、再稼働しないよう求める仮処分を福井地方裁判所に申し立てました。 関西電力の高浜原発の３号機と４号機、それに大飯原発３号機と４号機の４基の原発については、国の原子力規制委員会が再稼働の前提となる審査を行っていて、このうち高浜原発の３号機と４号機については、審査に合格したことを示す審査書の案が年内にも公表される見通しです。 このうち大飯原発を巡ってはことし５月、福井地方裁判所は「地震の揺れの想定が楽観的で原子炉を冷却する機能などに欠陥がある」と指摘し、関西電力に対し再稼働しないよう命じる判決を言い渡し、現在高等裁判所で裁判が続いています。 原告の福井県などの住民９人は５日、大飯原発に加えて高浜原発の３号機と４号機について