ソフトターゲット 博物館でテロ対策訓練 NHKニュース

パリの同時テロ事件で大勢が集まる劇場などが狙われたことを受けて、警視庁は、同じく入場者が多い博物館で爆発物を使ったテロが起きたという想定で訓練を行い、地域住民なども参加して対処方法を確認していました。 訓練は、インターネット上で「爆弾を仕掛けた」という書き込みが見つかり、不審な男が爆発物が入った紙袋を置いて逃走したという想定で行われました。通報を受けた警察官が警備犬を連れて駆けつけ、不審な男を取り押さえたあと、爆発物を処理するためのロボットを遠隔操作で動かして爆発物を運び出していました。このあと、重さ３０キロの防護服を着た爆発物処理班が紙袋の中をエックス線で撮影したり、爆発物を専用の筒に移し替えたりして処理していました。 博物館は入場者が多い一方で、これまでテロに対する警備が比較的緩やかな、パリで狙われた劇場やレストランと同じソフトターゲットと呼ばれる場所で、対策の強化が求められています。

[kasuho]

東博で警視庁による訓練。

[frothmouth]

“パリの同時テロ事件で大勢が集まる劇場などが狙われたことを受けて、警視庁は、同じく入場者が多い博物館で爆発物を使ったテロが起きたという想定で訓練を行い、地域住民なども参加して対処方法を確認していました