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生活療法（批判） ■ 文献 ◇鎌倉矩子 ２００１ 『作業療法の世界 作業療法を知りたい・考えたい人のために』三輪書店 「菅と同時代にもうひとり、関西で作業療法の孤塁を守り続けた精神科医がいた。長山泰政（1893-1986）である。彼ははじめは神経病理学の学徒であり、そのために欧州留学をした。帰国後は大阪府立医科大学（大阪大学医学部の前身）の助教授になることを約束された身であったが、1929年にハンブルクでジモン（長山はシモンと記している）から直接「精神病の最新作業療法」について講習を受ける機会があり、考えが一変した。精神病学そのものについて彼我の違いがそれほど大きいとは思わなかったが、精神病者の処遇という点で日本があまりにも遅れていることに衝撃を受けたのである。彼はドイツの公立精神病院１９か所を視察して帰国した。作業療法、家庭看護、院外保護がとくに彼を魅了していた。 １９３１年（昭

[hotsuma]

"生活療法は、1956（昭和31）年に初めて小林八郎によって提案された。モデル病院の役割を果たしたのは、国立武蔵療養所および昭和大学烏山病院である。" / 生活療法批判