映画講座29 of MASUDA home page

次のような場合も、イマジナリーラインを意識した撮り方といえるでしょう。 逃げる犯人と追いかける刑事。 犯人が画面の右方向に走って逃げるショットがあり、そのカットバックで追いかける刑事を撮影する場合、これまた画面の右方向に走らせた方が追いかけている雰囲気が出ます。逆方向に走る刑事が居たとすれば、犯人を挟み撃ちにしようとする刑事となりますね。 電話でのやりとり。 これも一方が右方向に向かって（右目線）話せば、もう一方は、左目線で捉えた方が、画の繋がりはスムーズとなります。 勿論、一方が相手に背を向けて話したいような内容であれば、その限りではないでしょう。 東海道線の電車や新幹線を撮る場合、上りの電車は、右方向、下りの電車は、左方向に走っている様を撮影します。これは、日本人の頭の中には、日本地図が刷り込まれていて、その方向性で見る癖があるのですね。その逆にする場合は、バックに海を見せ

[izumino]

"東海道線の電車や新幹線を撮る場合、上りの電車は、右方向、下りの電車は、左方向に走っている様を撮影します。これは、日本人の頭の中には、日本地図が刷り込まれていて、その方向性で見る癖があるのですね。"