yebo blog: 米ノースウェスタン大学の研究者がALSの原因を特定

2011/08/23 米ノースウェスタン大学の研究者がALSの原因を特定 シカゴ・トリビューンによれば、米ノースウェスタン大学のTeepu Siddique博士らの研究グループが、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因を特定したそうだ。脳と脊髄のニューロンの中の細胞リサイクルシステムの障害が原因で、細胞が修復あるいは維持ができなくなり、身体の筋肉組織に脳の信号を運ぶ機能がゆっくりと失われていくそうだ。この障害にはユビキリン2(Ubiquilin2)というタンパク質が大きく関わっており、ALS患者ではこのタンパク質の変異によって正しく働いていないことが分かった。その結果、損傷したタンパク質が除去あるいは修復されるずにタンパク質が細胞に蓄積していき、脳信号の伝達を妨げるそうだ。細胞レベルでの原因が判明した事で、治療法が見付かる第一歩となるだろう。Nature | Mutations in U