先月から二カ月弱の間、日本にいる。新刊プロモーションのための一時帰国だ。大阪、福岡、宮崎と移動しながら書店さんに挨拶をし、サイン会2件、講演会2件、取材十数件をこなし、なんとかひと段落ついた。その間も原稿の〆切は止まらない。日中は動き回り、夜はホテルで執筆、寝落ちという日々が続いた。
往復書簡 限界から始まる 2021.07.24 公開 ポスト 書評#2 私だって放蕩娘になりたかった。女性ばかりが考え続けることの孤独三宅香帆 ヒリヒリとした言葉が突き刺さる、上野千鶴子さんと鈴木涼美さんによる『往復書簡 限界から始まる』が話題です。男女の非対称性がはびこる日本社会で女性が生きることに真正面から向き合う本書は、共感か、反発か、自分のなかで蓋をしていた感情が刺激されることは間違いありません。連載時から読んでいらした文筆家の三宅香帆さんは、単行本であらためて気づいたことがあるようです。 ふたりはずっと「弱さと向き合う」話をしていた はじめてお手紙さしあげます。おふたりの『往復書簡 限界から始まる』について、さあ書評を書こうと思ったのですが、どうにも自分の個人的な話が多くなってしまうので、思い切ってお手紙の体をとりました(書評って、私はどこか作者への手紙のように思っているのですが
花房観音『ヘイケイ日記 女たちのカウントダウン』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット いつの時代も女の人生、いとめんどくさ。 諸行無常の更年期。花房観音、盛者必衰の理を知る。 とはいえ花の命はしぶといもので生理が終われど女が終わるわけじゃなし。 五十路直前、滅びるか滅びないかは己次第。 綺麗な50代をなぜ目指さないといけないのか? 子宮はパワースポットじゃありません、ただの臓器です。 下半身とは死ぬまでお付き合い。 子供子供言うな。ワシがいらんゆーたらいらんのじゃ! 下のグレイヘア問題。 男の自慢話をいつまで聞いてあげるべきか。 笑われる女にはもう笑えない。 死ぬまでにあと何回「する」のか。 私が巨大なおっぱいを好きになれた日。 母性って誰か見たことあんのか。 ------------ほか いくつになろうが女たるもの、問題色々、煩悩色々。
私のロックダウンも8週目に入り、正直いうと少し退屈になってきました。ユーチューブのヨガもあきたし酵母が手に入らないからパンも作れないし、結局一日に何時間も携帯をいじってSNSを見ている。シュッシュッと永遠にスクロールして私の気を晴らしてくれるコンテンツを探す。今週、スクロールしながら、あるツイートが私の目に留まった。何千回もリツイートされてかなり強い反響を引き起こしていたツイート。自分の心に響いたからコメントしようと思います。
アルテイシアの熟女入門 2019.12.24 公開 ポスト 「おっぱい大きいねー!」と言った彼にこのJJコラムの感想を聞かせてほしいアルテイシア 顔や二の腕は膨らむのに、乳はしぼむ。これもJJ(熟女)のSF(すこしふしぎ)現象だ。ちなみに背中も膨らむので、ブラのアンダーがきつくなる。 私は二十代から体重はほぼ変わっておらず、ぽっちゃり人生をのしのしと歩んできた。体重は変わらなくても、加齢によって「締まりのあるデブ」から「ダルダルのデブ」へとデブの種類が変わるのだ。この2つはフドウとハート様ぐらい違う。 とはいえ世紀末に住んでるわけじゃないので、デブの種類が変わっても困らない。脂肪が多い方が飢饉に強い・水に浮くなどのメリットもある。
人気占い師、真木あかりさんが、読者の恋愛相談にお答えします。 * * * (恋愛相談) いつも真木先生の温かいお言葉に癒され、励まされています。 1つ年下のいて座の彼、かに座の私、かに座木星期にお付き合いを始めましたが、ただ今、3度目のお別れ中です。真木先生の占いを毎日読ませていただき、お互いに人生最後の恋と決め生涯をともにできるよう、なんとか自分を変えようと努力していますがうまくいきません。 お互いに少し鬱状態の時があり、相手を思っての言葉がうまく伝わりません。会っている時は本当に仲良くしているのですが、LINEでいつも喧嘩になってしまいます。喧嘩というより、彼が一方的に怒って音信不通になってしまいます。3度目の別れ、もう私たちは一生かかってもわかり合えないのでしょうか。お互いの子供たちを含め本当に本当に大切に思ってきたのですが、どうしたらいいかわからず辛いです。 真木先生、どう
2013年9月に『去年の冬、きみと別れ』を上梓した中村文則さん。痺れるような文体と、先の読めない物語展開が話題を呼び、大重版が決定した1冊です。 中村さんは、どんな思いで小説を書いているのか。中村さんにとって小説とは何なのか。何をきっかけに「書く側」に回ったのか。最終回となる今回は、小説家として過ごす日々について語っていただきました。 『去年の冬、きみと別れ』あらすじはこちら 前回の記事:小説家は何を考えて小説を書くのか <第2回> 技術を上回る熱量で書く 来る日も来る日も小説を書き続けた――。 小説家になれるという保証はどこにもない。ただ、「自分の人生をこれに賭けてみようと思った」という対象に出会えた中村文則さんは、同世代の若者たちとは違う道を歩き始める。あえて故郷を離れて小説家を目指した日々を、懐かしむように振り返ってくれた。 「大学卒業後、東京に出て来たんです。週4日、8時から17時
2013年9月に『去年の冬、きみと別れ』を上梓した中村文則さん。痺れるような文体と、先の読めない物語展開が話題を呼び、大重版が決定した1冊です。 中村さんは、どんな思いで小説を書いているのか。中村さんにとって小説とは何なのか。何をきっかけに「書く側」に回ったのか。第2回目となる今回は、小説を読むことに没頭した日々を語っていただきました。 『去年の冬、きみと別れ』あらすじはこちら 前回の記事:小説家は何を考えて小説を書くのか <第1回> 小説を読むことで救われた高校時代 「とても暗い人間でした」 自身の高校時代をそう語る中村文則さん。「集団生活にも馴染めなかったし、生きることを楽しいことだとも思えなかった」のだという。そんな中村さんだが、小説と出会ったことによって人生に変化が訪れる。 「あの頃は、自分を救ってくれるものを探していたような気がします。テレビや漫画や映画にもそれなりに接していまし
特集 2013.12.10 公開 ポスト 特集〈狂わずして何が人生〉中村文則インタビュー 小説家は何を考えて小説を書くのか <第1回>中村文則 2013年9月に『去年の冬、きみと別れ』を上梓した中村文則さん。痺れるような文体と、先の読めない物語展開が話題を呼び、大重版が決定した1冊です。 中村さんは、どんな思いで小説を書いているのか。中村さんにとって小説とは何なのか。何をきっかけに「書く側」に回ったのか。第1回目は、新刊『去年の冬、きみと別れ』に込めた思いを語っていただきました。 『去年の冬、きみと別れ』あらすじはこちら 既視感のある作品を書いても 読者に驚いてもらえない 中村文則さんの最新刊『去年の冬、きみと別れ』が今、話題を集めている。 「発売後、即重版」「6万部突破」――。それだけでも快挙だが、初版3万部で、即座に3万部の重版がかかったとなれば、それは異例とさえ言える。デビュー以来、
はあちゅう/藤沢数希『男と女がいつもすれ違う理由』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 恋愛だけで生きていこうとする女性と、仕事も恋愛も両方頑張りたい女性では、どちらが恋愛に有利なのか――? 「忙しい男は一途で都合のいい女が好きだ」という藤沢数希氏に対して、「恋愛は100%コミットしたからといってうまくいくわけじゃない」と応戦するはあちゅう氏。 恋愛に対して率直な発言が話題のふたりが浮き彫りにする、男女のすれ違いの現実。 限られた時間と金銭の中で、恋愛、結婚はどれほどの価値があるのか? <目次> パート1 男は都合のいい女が好き。 女は自分を好きな男が嫌い。 最初のデートで高級店は重すぎる 女の子から「高級レストランに行ってみたい」とは言いづらい 男は「都合のいい女」が好き? 仕事の能力の高さと恋愛の能力は別物 みんな恋愛も結婚もしなくなっている 恋愛しない人の遺伝
アルテイシア『ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 医大の不正入試から、痴漢や「生理の貧困」問題、女性政治家の少なさ等々、女たちが性差別に声を上げる一方で、「男らしさの呪い」から抜けられない男たちのしんどさも。「女は翼を折られ、男はケツを蹴られる」と喝破する著者が、男も女も繊細でいいし傷ついていい、よりよい未来のために声を上げていこう! と元気づける爆笑フェミエッセイ。 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット アルテイシア『フェミニズムに出会って長生きしたくなった。』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 男尊女卑がはびこる日本で女はとにかく生きづらい。入試や就活で差別され、セクハラパワハラ当たり
20代の頃の恋愛はきつかった。そう語る作家の白岩玄さん(新刊『世界のすべてのさよなら』)と、『家族無計画』の著者で現在 15歳と11歳の子を持つ働くシングルマザー紫原明子さんが語る男と女、結婚、夫婦、モテ……と、そのほかのあれこれ。 バックナンバー 選択してください 男は弱みを見せない。女は弱みを話して連帯...男は弱みを見せない。女は弱みを話して連帯...伝わらない男。話したい女。話して欲しい女...男の見栄が女を生きにくくさせる 紫原明子 エッセイスト。1982年、福岡県生まれ。高校卒業後、音楽学校在学中に起業家の家入一真氏と結婚。のちに離婚し、現在は男女2人の子を持つシングルマザー。ブログ「手の中で膨らむ」が人気を集め、執筆活動を本格化。著書に『家族無計画』『りこんのこども』がある。
20代の頃の恋愛はきつかった。そう語る作家の白岩玄さん(新刊『世界のすべてのさよなら』)と、『家族無計画』の著者で現在 15歳と11歳の子を持つ働くシングルマザー紫原明子さんが語る男と女、結婚、夫婦、モテ……と、そのほかのあれこれ。 バックナンバー 選択してください 男は弱みを見せない。女は弱みを話して連帯...男は弱みを見せない。女は弱みを話して連帯...伝わらない男。話したい女。話して欲しい女...男の見栄が女を生きにくくさせる 紫原明子 エッセイスト。1982年、福岡県生まれ。高校卒業後、音楽学校在学中に起業家の家入一真氏と結婚。のちに離婚し、現在は男女2人の子を持つシングルマザー。ブログ「手の中で膨らむ」が人気を集め、執筆活動を本格化。著書に『家族無計画』『りこんのこども』がある。
仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか 2019.05.04 公開 ポスト 令和の働く心得 【改元特集】会社に必要なのは「やる気のある人」より「機嫌の良い人」〔再掲〕相原孝夫 パワハラ、モラハラ、セクハラ等、ハラスメント防止への意識は高まる傾向にあるものの、自覚的ハラスメントが横行しています。職場でその時の気分のままにまき散らされる不機嫌も、自覚なきハラスメントのひとつではないでしょうか。 機嫌の良さは、職場の雰囲気、仕事の効率を上げる第一歩。さらに大事にしていきたいものです。 そのヒントを、『仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか』からお届けします。 不機嫌をまき散らすのは幼稚さの表れ 本人のモチベーション云々に関わらず、結局、周囲に影響を及ぼすのは、その人の振る舞いである。常に機嫌よく振る舞える人もいれば、不機嫌を前面に出してしまう人もいる。モチベーションが
『芸人式新聞の読み方』を上梓したばかりの時事芸人、プチ鹿島さんと元毎日新聞記者で、現在は、BuzzFeed JAPANで活躍する石戸諭さんの新聞の読み方論。第3回は、半信半疑で読むことの重要性を語ります。 (構成:福田フクスケ 撮影:菊岡俊子) 白か黒かで切り捨てず、半信半疑を楽しもう 鹿島 今はみんな白か黒かで判断したがる風潮があって、自分の意見に合わないものをすぐに切り捨てようとしますよね。本にも書きましたが、「産経新聞によると」って書いただけで、「産経を引用してる時点でダメ」みたいなことを言われてしまう。『朝日新聞』でも同じです。 石戸 僕も新聞記者時代に、安保法案反対の国会前デモに行って、Twitterで「すごい数の人がきている」と投稿したら、ネトウヨっぽい人からすぐに「はい捏造」「はい水増し」ってリプライがきて……。 鹿島 ありますねえ。それ、誰が言ってるかという肩書きだけで怒っ
ペヤンヌマキ 1976年生まれ、長崎県出身。早稲田大学在学中に、劇団「ポツドール」の旗揚げに参加。卒業後はAV制作会社に勤務。現在はフリーの映像ディレクターとしてAVやテレビドラマなどを手がけるほか、演劇ユニット「ブス会*」主宰の劇作家・演出家として幅広く活躍中。著書に『女の数だけ武器がある。』がある。
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