2007年の「初音ミク」登場以来、歌声合成ソフトと言えばVOCALOIDという状況が続いていた歌声合成ソフト業界に変化が起きている。VOCALOIDと組み合わせて使う音源ソフトがもう1年以上リリースされていない一方で、新しい歌声合成ソフトは続々登場。もともとVOCALOIDの音源ソフトを開発していたベンダーがVOCALOIDではない歌声合成ソフト用の音源を作るという現象が起きているのだ。 VOCALOID音源の発売数は減少、新歌声合成ソフトは増加 VOCALOIDはヤマハが2003年から展開している歌声合成ソフト。サードパーティーによる製品も含め、19年までに80以上、最もリリースが多かった15年には20本近い音源が発売されてきた。 しかし、19年3月に吉本興業が運営するレーベル「ガイノイド」がVOCALOID音源「鳴花ヒメ・ミコト」を発売して以降、1年以上に渡って音源がリリースされていな
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