【渡辺洋介】累計発行部数約3300万部におよぶファンタジー小説「グイン・サーガ」などの直筆原稿約1万5千枚がデジタル化され、葛飾区立中央図書館で1日、公開が始まった。図書館の専用パソコン4台で閲覧できるほか、約1割は一般のパソコンなどから同図書館のホームページを通じて見られる。 同区で生まれ育った作者・栗本薫さん(1953~2009)の夫・今岡清さんが寄贈し、実現した。 公開されたのは、400字詰め原稿用紙に手書きされた草稿など39作品分。イラストや編集者が書いた校正の跡も残っており、創作の軌跡を垣間見ることができる。 グイン・サーガは栗本さんが約30年かけてつづった計155巻の未完の大作だ。今岡さんが原稿の散逸を防ぎ、多くの人に見てもらえるよう、10年に図書館に寄贈した。 区は、広く閲覧できるよう地元ゆかりの作家の資料とあわせてデジタル化を発案。約1300万円かけてスキャナーで電子化し、
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