2014年01月08日 02:23 鬼頭莫宏さんが語る戦争への無関心とフィクション(ハリウッド映画や日本の漫画等)における名もなき人々の大量死への無関心。 先日の朝日新聞に掲載された漫画家の鬼頭莫宏さんの語る戦争論がとても興味深い、実感として僕も常々感じるものであったので、抜粋引用してご紹介致します。 2014年1月7日朝日新聞より 鬼頭莫宏「命のエゴが生んだ無人兵器」 現在、戦争の最大の抑止力は「敵味方問わず人命は尊い」という人道主義ではなく、「他国民の命に関心はないが、自国民の命を失うのは耐え難い」というエゴイズムです。(中略) ならば、無人兵器やロボット兵器が発達し、自国民の犠牲なしに機械を使って戦争ができるようになったらどうなるのか。近未来を舞台にした「ぼくらの」という作品では、無人兵器による戦闘を禁ずる「天津条約」という国際協定を描きました。「戦争を起こすには、自国民を死の危険に