五十嵐大介と伊坂幸太郎による、マンガと小説の競作プロジェクトが始動した。両者でアイデアを共有しながら、完全に独立したマンガと小説をそれぞれが創り上げるという、前代未聞のプロジェクトだ。 まず先に発売になるのは、伊坂による小説「SOSの猿」。引きこもり青年の悪魔祓いを頼まれた男と、株誤発注事件の原因を調査する男、そして孫悟空。それぞれが織り成す「救いの物語」を描いた本作が、11月25日に中央公論新社より発売となる。 そして五十嵐が描く「SARU」は全編描き下ろしの長編マンガ。世界各地に現れた、人類に災いをもたらす“猿/SARU”を追うこととなった少女の物語。来年2月末の発売に先んじて、11月25日からIKKI公式サイト「イキパラ」にて「SARU<序章>」の試し読みが公開される。 また小説の発売にあわせ、明日11月20日の読売新聞朝刊にて伊坂と五十嵐による対談記事が掲載されることが決定。独自の