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ブックマーク / umiurimasu.exblog.jp (3)

  • 「へうげもの」表情集 | 族長の初夏

    漫画「へうげもの」から、古田織部の面白おかしい顔をちょっとまとめてみました。僕が「へうげもの」という作品に魅力を感じている大きな要素のひとつが、この大胆すぎる表情描写です。戦国時代の物語なのに、人物の顔つきがあまりにも、あまりにも活き活きと描かれているせいで、まったく大昔の話という気がしない。斬新な茶器や茶室を目にしたときの織部は、現代のテレビタレントでもここまでの顔はしないだろうというすばらしいリアクションをしてくれます。じつに鑑賞のしがいがある絵だと思うし、「へうげもの」の場合はこの表情のゆたかさがそのままキャラクターの魅力にもつながっていると思うのです。 アニメとかの影響なのか、最近の漫画の絵柄の流行としては線の少ないつるっとした人物画が主流みたいですが、僕はやはり「へうげもの」のように顔の情報量が多いほうが、絵としては好きなようですね。頬の肉がよったり、唇をすぼめたり、アゴに梅干し

    「へうげもの」表情集 | 族長の初夏
  • 「乱鴉の饗宴」、固有名詞大改変の件 | 族長の初夏

    とりあえず変更対照リストを作れ。いや作りましょう。もとい、誰か作ってあげて。 発売日ということで、〈氷と炎の歌〉4「乱鴉の饗宴」の人名表や地図などをぱらぱらと偵察してきたんですが、固有名詞の変更があまりに多くてちょっと呆然としてしまった。いくらなんでも多すぎるだろ。粥村がブリー村になったとか、そういうレベルの話じゃないですよこれは。ほとんど全改変に近い。 とりあえずさっさとやるべきは、既訳分の文・索引・地図などに登場する人名・地名・その他訳語全般について、翻訳者の交代にともなって表記が変更されたもののリストを作成・公開(・頒布?)することではないでしょうか。(誰がするのかはさておき)。変更例をいくつかあげとくと、ヴェリース→ヴァリス スタンニス→スタニス トンメン→トメン ジキ→ジクィ ドスラク→ドスラキ ルラー→ル=ロール マイスター→メイスター ※大メイスター=アーチメイスター エー

    「乱鴉の饗宴」、固有名詞大改変の件 | 族長の初夏
  • 漫画業界は「先生」から「さん」の時代へ | 族長の初夏

    漫画雑誌のページの余白には大抵、「○○先生に励ましのおたよりを」という感想募集の文句が書かれています。ところがコミックビームという雑誌では、ここの作家の呼び方が他誌とは少しちがってましてですね。ほとんどすべての雑誌が「先生」という敬称を用いている中で、ビームだけは「○○さん」というスタイルで統一されているんです。森薫は「森薫さん」、志村貴子は「志村さん」。あの竹泉ですら「竹さん」です。 これには作家という特殊な存在に対し、読者が親しみをもって応援しやすいようにという配慮の意味があるのかもしれません。でも実際には、呼称をちょっと変えたところで送られてくる感想が劇的に増えたりといった実利的な効果は少なそうに思えます。だとすると、業界のスタンダードから外れ、メリットもない呼称をビームがあえて使っているのはなぜだろう。単なる「人と違うことしたがり」のアピールとしてはあまりにも地味すぎる。 僕は

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