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ブックマーク / plaza.rakuten.co.jp/kngti (18)

  • 遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2010.02.18 遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん (20) カテゴリ:歴史その他 遊びをせんとや 生れけむ 戯れせんとや 生れけん 遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ ゆるがるれ 後白河天皇といえば、平安末期から鎌倉初期にかけての人で、父親は鳥羽天皇、もともとその四番目の皇子という気楽な立場だったので、若い頃は遊蕩三昧の日々を送っていたという。慈円という坊さんが鎌倉初期に書いた 『愚管抄』 にも、彼が父の鳥羽天皇から、あいつは遊んでばかりで、とても天皇になれる器ではないと思われていた、というような一節がある。 この天皇が、当時、遊女や白拍子など一般庶民の間に流行っていた、「今様」 と呼ばれていた歌謡にこっていたというのは有名な話で、天皇の位をおり出家して法皇となっていた後年、ちょうど鎌倉幕府が成立するかしないかのころに、『梁塵秘抄』 という今様を集めた書物を自ら編纂し

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  • あなたが思っているほど、人はあなたのことなど気にかけちゃいない - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.09.17 あなたが思っているほど、人はあなたのことなど気にかけちゃいない (22) カテゴリ:ネット論 自民党の総裁選挙は、いまや年中行事と化したかのようである。これについては、昨年書いた 「政党の党首選でなぜ街頭演説をやるのだろう」 という記事から、福田の名を消し、替わりに別の名前を数人追加すればいいだけのことなので、いまさらどうこう言う気もしない。あほらしくて話にもならない。 ところで、「右」 であれ 「左」 であれ、ネット上で多少とも政治的な問題や、いろいろと議論を呼び起こしそうな問題などを扱えば、他の誰かから批判的に言及されることなどは珍しいことではない。ネットに文章を公開しているのならば、そんなことは当たり前のことである。すくなくとも、それだって自分の書いた文章に対する反応のひとつなのであり、自分の書いたことに何の反応もないよりはましというものだろう。他人の反応などい

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    felis_azuri
    felis_azuri 2009/09/06
    いや、まったく…。
  • 「反日」なる言葉について - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2009.08.10 「反日」なる言葉について (10) カテゴリ:社会 最近というわけでもないが、一部の 「右派」 勢力や団体、政治家らによって 「反日」 なる言葉がしきりと使われている。いわく、「反日国家」、「反日サヨク」、「反日マスコミ」、「反日外国人」 などなど、その使用例は、まことに枚挙に暇がない。 たとえば、西尾幹二や渡部昇一のような 「学者」 や、彼らを信奉する者らに言わせると、中国韓国北朝鮮は 「反日」 国家であり、在日韓国人・朝鮮人らは 「反日」 外国人なのだそうだ。また、日教組や朝日新聞は「反日サヨク」であり、男女平等やDVについての啓蒙活動、性教育、差別の禁止や人権の保護などを訴えている人らもみな、「反日」 勢力なのらしい。 彼らによれば、戦後のGHQによる占領と東京裁判、さらには日国憲法制定によって、神武天皇の即位以来、2600年の歴史を持つ日の古きよき伝統

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    felis_azuri
    felis_azuri 2009/08/10
    「反日ブサヨ」等の表現をお使いにならない方でも、一日本人とか、真日本人とかってハンドルネームで批判的(?)コメントくださる方もいらっしゃいますね。
  • 雨降って地は固まるか - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2009.07.28 雨降って地は固まるか (3) カテゴリ:陰謀論批判 先週、天上で行われた太陽と月との戦いは、一時間足らずでぶじに太陽の勝利に終わった。といっても、事前にきちんと時間を調べていたわけでもなく、たまたま入っていた大型スーパーから出たところ、なんとなくあたりが暗くなっており、おまけに外に立っている老若男女のみなさんが、そろいもそろって天の一ヵ所を見上げているのをみて、そういえば今日は日の日であったなあ、と気づいた始末ではあったが。 しかし、せっかくの日もずっと観察できたわけではなく、ごく短時間だけ、あつい雲の合間から、ネズミにかじられたようなご尊顔が垣間見えるという程度にすぎなかった。そういうわけで、そのときからすでに予兆はあったわけだが、それから数日もたたぬうちに大雨となった。県内では数ヶ所で山崩れもおきていて、たいへんなことになっていた。 雨がやんでから、近くの川ま

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    felis_azuri
    felis_azuri 2009/07/30
    『世の中には、「科学教」 などというものと戦っているらしき人もいるようだが』『だまされないために必要なことは学ぶことであって、ただ力みかえることではない』
  • マイケルが死んだ - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2009.06.27 マイケルが死んだ (16) カテゴリ:私事・昔のことなど 一昨日のマイケル・ジャクソン死去のニュースには驚いた。まだ50歳、死因は心臓麻痺ということだが、これは前の世代のもう一人のスーパースター、エルヴィス・プレスリーの場合と同じである。プレスリーが死去したのは1977年、42歳だったそうだから、マイケルよりもまだ若い。プレスリーのデビューは50年代中頃であり、若い頃の画像をYoutueで探すと、ほとんどがまだ白黒であるというのには、時代を感じさせる。 プレスリーが生まれたのはミシシッピ、育ったのはテネシーで、いずれも南部に属する。おそらくは、そのことが、彼の歌に大きな影響を与えたのだろう。家族と写っているプレスリーの少年時代の写真を見ると、戦後すぐの頃のアメリカ南部の白人の暮らしが、けっして豊かではなかったことがよく分かる。今はそうでもないかもしれないが、南部での黒

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    felis_azuri
    felis_azuri 2009/06/28
    『幸福を実現するという言葉を掲げれば、幸福が実現できるなら誰も苦労しない。運動にとって、スローガンというのはたしかに重要だが、看板だけの中身のないスローガンや、理解しがたいスローガンでは意味がない』
  • 「少数派」ってなんなのさ - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.08.23 「少数派」ってなんなのさ (16) カテゴリ:ネット論 天気図を見ると、すでにオホーツク海気団が列島の北端を覆っており、季節は秋に入ろうとしている。秋が来たと目にははっきりしていないが、風の音には驚いてしまう今日この頃である。もっとも、毎年毎年気をつけているわけではないので、これが例年に比べて早いのか、遅いのか、それとも普通のことなのかは分からない。 ところで、別に最近というわけでもないが、ネット上では、しばしば 「私は少数派だ」 とか、「おれは一匹狼だ」 とか、ことさらに言い立てている人を見かける。そういう人らを見るたびに、なにか、ちょっと不思議な気がする。 歴史を振り返ると、たとえば、性的志向に関しては 「少数派」 に属する人の中にも、しばしば権力志向が非常に強い人がいる。「長いナイフの夜」 と呼ばれるナチス内部の粛清で殺された、突撃隊の隊長だったレームなどはその

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    felis_azuri
    felis_azuri 2009/06/20
    間違った感想なんですが、こんなコメントが降ってくるなんて一瞬羨ましくなりそうになりました。
  • 物事は正しい言葉で呼ばなければならない - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2009.05.24 物事は正しい言葉で呼ばなければならない (8) カテゴリ:社会 仕事のせいで(音を言えばネタがなかったからでもあるが)更新を怠っていたうちに、いろんなことが起きていた。国内では鳩山氏が小沢氏に代わって民主党の代表になり、海の向こうでは、盧武鉉 前韓国大統領が在職時代の「献金問題」をめぐって自殺した。 さて、21日にはいよいよ裁判員制度が始まったわけだが、この制度を定めた 「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」 なる長ったらしい名前の法律では、まずこんなふうに規定されている。 第一章 総則 第一条 この法律は、国民の中から選任された裁判員が裁判官と共に刑事訴訟手続に関与することが司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上に資することにかんがみ、裁判員の参加する刑事裁判に関し、裁判所法(昭和22年法律第59号)及び刑事訴訟法(昭和23年法律第131号)の特則その他の

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    felis_azuri
    felis_azuri 2009/05/24
    『政府や司法関係者、議会の意思でのみ、国民の裁判への参加を決めるというのでは、「参加」 ではなくむしろ 「動員」 というべき』<−確かに
  • ネット上の「怪人」たち - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2009.03.28 ネット上の「怪人」たち (32) カテゴリ:ネット論 映画やミュージカルでもおなじみのフランスの作家ガストン・ルルーによると、パリのオペラ座の地下には 「怪人」 が棲んでいるそうだが、ネットという仮想空間にも、様々な 「怪人」 が棲んでいる。 だいたいにおいて、この種の 「怪人」 というのは、自分ではブログを持っていないか、あるいは持っていてもたいしたことを書くわけでもなく、他人のところに押しかけては、頼まれてもいないのに批評したり説教したり、また議論を吹っかけたりするのが好きな人たちである。 その特徴はといえば、一番はなんといっても自己評価が異常に高いことである。そのような自己評価の過大さと、そこから垣間見えるきわめて強い自信とがいったいなにに根ざしているのかは、人ではないから分からない。 その中には、いわゆる 「一流大学」 を出たり、高い 「学歴」 を持っている

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    felis_azuri
    felis_azuri 2009/03/29
    「自分ではブログを(略)持っていてもたいしたことを書くわけでもなく…」<−わーん、かつさんにDisられた / id:nagonaguさん、人畜無害の「怪人」より、魑魅魍魎の方に納得感が発生するのは何故でしょうね(^^;
  • ネット雑感 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.12.20 ネット雑感 (4) カテゴリ:ネット論 早いもので、今年もあと10日あまりということになってしまった。一年が経てば、当然誰もが一年分、また年齢を重ねることになるわけだが、はたしてそれだけの時間に相当する積み重ねがこの一年でできたのかというと、残念ながら、はなはだ覚束ないと言わざるをえない。ようするに、あまり変わってないなということだ。 先日のことだが、近所の大型スーパーの階段で、乳飲み子を抱えた母親が目を放したすきに、2,3歳ぐらいの子を乗せたショッピングカートが、ごろごろと踊り場まで落ちていく騒ぎがあった。そこはちょうどトイレの前で、ひょっとすると母親は上の子をカートに乗せたままトイレの外に待たせておいて、中で下の子の世話をしていたのかもしれない。 カートに取り残された子がむずがりだして、その反動でカートが動き出したのか、それとも何かが触れたのか、あるいは床にわずか

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    felis_azuri
    felis_azuri 2008/12/21
    『集中的な批判を浴びた本人が(略)なにか自分に対する巨大な 「敵意」 や「悪意」、ましてや一枚岩に組織された 「敵の陣営」 なるものが存在するかのように思い込んでいるとしたら、それは(略)ただの妄想』
  • 「無政府主義」についての誤解を正す - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.08.03 「無政府主義」についての誤解を正す (2) カテゴリ:思想・理論 無政府主義とか無政府主義者などというと、一般にはなんだか恐ろしい、あまりお近づきになりたくない人たちというイメージがある。無政府主義者すなわちアナーキストとは、今ここでの国家の転覆を目的として、陰謀やテロ、暗殺などの破壊行為に明け暮れる人たちだというわけだ。 そのようなイメージは、たとえば 「無政府状態」 といった言葉が、一般にはなんの秩序もルールも存在していない、すべてが実力や裸の暴力だけで支配されているような状態を意味するものとして使われていることからもきているだろう。 たしかに 「破壊への情熱は同時に創造への情熱である」 と言い、「総破壊の使徒」 などという恐ろしいあだ名を献上されたバクーニンのように、生涯のほとんどを陰謀に明け暮れた人もいる。また、無政府主義が勢力を誇った地域が、たとえばスペイン

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  • 政治と「粛清」の論理 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.07.19 政治と「粛清」の論理 (6) カテゴリ:社会 やつは敵である。 敵を殺せ。 いきなり物騒な出だしで申し訳ないが、これは超難解なことで有名な未完の小説 『死霊』 の作者 埴谷雄高がちょうど半世紀前に書いた、「政治の中の死」 というエッセーの中の一節である。この言葉のあとに、埴谷は 「いかなる指導者もそれ以上卓抜なことは言い得なかった」 と続けている。 これもまた古い話だが、大江健三郎がどこかで、逮捕された連合赤軍の兵士の一人が、「私はドストエフスキーの 『カラマーゾフの兄弟』 を読みたい。なぜならそこに私たちのことが書いてあるから」 と言ったという話を書いていた。 これはむろん、正しくは 『悪霊』 のことである。人間の自由を証明するために自殺するキリーロフを初めとして、奇々怪々な人物が多数登場する 『悪霊』 の主題の一つは、陰謀的な 「革命組織」 による同志殺しである。

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  • 「書いてあること」と「書かれていないこと」 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.05.27 「書いてあること」と「書かれていないこと」 (4) カテゴリ:ネット論 暑い! まだまだ五月だというのに、とにかく暑い。イギリスの詩人、エリオットは 「四月は最も残酷な季節だ」 とうたったが、日ではやはり 「四月は最もやさしい季節」 のような気がする (『荒地』 の誤読だ、などという野暮なつっこみはなしでお願い)。 ところで、「五月病」 なる言葉が人口に膾炙するようになったのは、いったいいつ頃からだろうか。これも、いささか記憶にない。自分が大学に入った30余年前にはすでにあったような気もするが、あまり定かではない。 十年一昔という言葉があるが、まことにそのとおりで、テレビなどでときおり十年以上前の出来事などが話題になると、「えっ、あの話って、そんな昔のことだっけ」 みたいな、軽いショックに襲われることもしばしばである (「老化の始まりだ」 なんて言わないでね)。であ

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    felis_azuri
    felis_azuri 2008/05/27
    「自己を投影して過剰に反応しない」<−師匠の至言です。
  • 「権力批判」だけしてりゃ世の中は変るのか - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.05.07 「権力批判」だけしてりゃ世の中は変るのか (5) カテゴリ:ネット論 いわゆる左派・リベラル系などの政治批判をする人たちの間でしばしば言われるのが、「権力批判はいいが、一般市民に対する批判はよくない」 とか、「権力を批判する者どうしでの内輪もめはよくない」 といった言葉である。 「批判」 とはなにか、ということもそもそもの問題なのではあるが(批判とは、必ずしも相手を敵とみなして攻撃することを意味するわけではない)、このような言葉や発想は、いったいなにを意味するのだろうか。 むろん、「一般市民」 というものはそれこそ星の数ほどいるわけであり、間違ったことやおかしなことを言っている人らを、一つ一つしらみつぶしに探し出して批判するわけにはいかない。そんなことは分かりきっている。 だが、ここで問題にしているのはそういうことではない。また、上のようなことを言っている人らも、その

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    felis_azuri
    felis_azuri 2008/05/08
    『他者からの批判をすべて自分への個人攻撃とみなしていっさい耳を貸さないというような狭量な精神が、本来の民主主義の理念とはまったく相容れない』
  • カリスマとカリスマ性 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2007.04.25 カリスマとカリスマ性 (2) カテゴリ:社会 カリスマというと、来は人を引き付ける特異な魅力を持った政治指導者や宗教指導者を意味する言葉である。もっとも最近では、カリスマ美容師やカリスマ店員、カリスマ教師、さらにはカリスマ主婦なんてものも存在しているらしい。これはカリスマのインフレともいうべき現象であり、その結果、カリスマという言葉の価値もすっかり低下してしまったようである。 カリスマの語源はギリシア語で 「恵み」 などを意味するカリスという言葉だそうだが、言うまでもなく、この言葉が一般に広まったのは、かのウェーバーが用いた 「カリスマ的支配」 という言葉に始まる。ウェーバーは 『支配の諸類型』 など、その著作の何箇所かで、「合法的支配」 と 「伝統的支配」、「カリスマ的支配」 という三つの概念を 「正当的支配」 の純粋型として提出している。 ウェーバーによれば、「

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  • 世界を動かしているのは悪意ではない - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2007.12.29 世界を動かしているのは悪意ではない (19) カテゴリ:陰謀論批判 振り返ってみると、「陰謀論」 の誤りと、その危険性について、ずいぶんとごちゃごちゃ書きまくってしまった。なにしろ、クリスマスについて書き出した記事まで、最後は 「陰謀論」 批判という結論になってしまったくらいだ。 「陰謀論」 にはまりやすいのは、ナイーブな人が多いと書いたけれど、もうひとつ付け加えることがある。それは、根は同じことだが、「陰謀論」 にはまりやすい人の多くは、世界を動かしているものは、人間の 「悪意」 であるといった発想に捉われているということだ。 たしかに、世界は不条理であり、様々な 「暴力」 や 「不正」、「悪」 に満ちている。しかし、その多くは、誰かのことさらな 「悪意」 によって生じているわけではない。 一昨日、パキスタンでブット元首相が爆弾テロによって暗殺された。帰国直後にも爆

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  • 今日はメーデーなのであった - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.05.01 今日はメーデーなのであった (12) カテゴリ:思想・理論 17世紀オランダの哲学者であったスピノザという人は、人間の 「自由」 というものを徹底的に否認したそうで、人間が自分の意志で行動しているというのならば、「宙を飛んでいる石だって、意識を持っていれば、いま、自分は自分の自由意志で飛んでいると思うだろう」 などと言ったそうである。 彼はまた、「私は人間の諸行動を笑わず、嘆かず、呪詛もせず、ただ理解することにひたすら努めた」(『国家論』 より) という言葉でも、知られている。「定義」 と 「公理」 に基づいた論証という数学的方法で書かれた、「エティカ」 に代表される彼の哲学は、一時の感情に流されることを拒否し、冷徹な目と論理で世界を理解しようとするという彼の精神の表れでもある。 しかし、そのような彼でも、生涯にただ一度だけ、イギリス・フランスとの戦争の中で、友人であ

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    felis_azuri
    felis_azuri 2008/05/03
    『自分の言葉や行動に対する自覚=自意識の有無と、安きに流れること、低きに流れることを拒否して自分を律しようとする態度があるかどうか』
  • 前の記事「そんな映画など見たくもない」への追加 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.04.22 前の記事「そんな映画など見たくもない」への追加 (6) カテゴリ:社会 読み返してみると、前の記事はいささか乱暴で粗雑な物言いをしてしまったという感はある。ただ、その理由は、ひとつにはネットで見つけた、映画を見た人の感想の中に、非常な違和感を感じたものがあったことにもある。 「総括」 という悲劇が起きたのは、彼らの内部で激しい議論や対立があったからではない。その反対に、そこでは 「革命」 だの 「人民」 だのという、思い込みだけの空疎な観念によって醸成された、曖昧模糊とした 「空気」 だけが夢魔のように支配していて、来行われるべきまっとうで理性的な議論も対立も成立していなかったからだ。前の記事で引用した吉の言葉には、たぶんそういう意味も含まれているだろう。 毛沢東を丸写しにした 「根拠地建設」 だの、レーニンを戯画化した 「武装蜂起」 だのといった彼らの理念と行動

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    felis_azuri
    felis_azuri 2008/04/24
    『思い込みだけの空疎な 「理念」 に基づいた心情の暴走を防ぐのは、冷たく醒めた目』コメにも『「批判」が自らに向けられていると感じた「感傷的」な人々は、誤読だろうとなんだろうと「私はそう感じた」です』
  • 開いた口が塞がらないとはこのことだ - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.03.07 開いた口が塞がらないとはこのことだ (294) カテゴリ:社会 久しぶりに、まったく仕事がない完全な休日なのであるが、どうにも腹の虫が治まらない。それというのも、よせばいいのにまたまた下らぬものを見てしまったせいである。 例の花岡なる男、事件から 「教訓」 を引き出すのが自分の意図だと、殊勝なことを言っている。言うまでもなく、なにかの事件や事故が起きたときに、そこから教訓を学び取ることは大事なことだ。とりわけ、新しいシステムや画期的な新製品といったものは、設計の段階ですべてを検討し予測しておくことは不可能であり、事故によって、思わぬ欠陥や脆弱性が見つかったなら、それを修正し、「教訓」 とすることは当然のことである。 だが、だれかの故意によって起きる事件というものは、たんなる過失や怠慢、思いがけない偶発的事象などによって起こる事故とは違う。そこには、なんらかの犯意を持っ

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    felis_azuri
    felis_azuri 2008/03/08
    『結局、この方、ごく一部のお仲間の方にしか、顔が向いてないのだろう。』そんな人物の文章が(一応)全国紙にのってばらまかれてしまうのが、なんともはや
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