(ハーグ)-国際刑事裁判所(ICC)のメンバー国は、締約国の年次会合で、ICCの使命(ミッション)と独立性に対する国際的な支持を強化すべきだ、と本日ヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。ICC締約国会合は2009年11月18日から9日間、ハーグで開催される。同会合は、ICCの運営を監督する機関である。 国際刑事裁判所(ICC)は、今年初の公判を開始するなど、重要な進展をみせた、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。一方、ICCが捜査をしている4カ国のうち3カ国で執行できていない逮捕状があるほか、逮捕状がでているスーダンのバシール大統領(ダルフールにおける人道に対する罪の容疑)の友好国がICCを攻撃するキャンペーンを繰り広げるなど、ICCは重大な試練にも直面している。 「ICCは間違いも犯した。その改善は必要だ」と、ヒューマン・ライツ・ウォッチの国際的な法の正義プログラムのカウンセルである