■ 背割堤 山下賢二『ガケ書房の頃』(夏葉社)、読了。 こんなに時間を忘れて読み進めた本は、とても久しぶりだった。山下さんの文体、そして三島宏之さんの写真がすばらしい。 4/3(日)、雨粒が今にも落ちてきそうな空。妻と息子は朝から、奈良・葛城市にある二上山ふるさと公園へ、妻の友人と会うために出かけた。 ぼくは、15時すぎ、京阪電車に乗り、まず、京都・八幡市にある「背割堤(せわりてい)」という場所にひとりお花見に行った。先日、行きつけのに散髪に行ったとき、店主のHさんがおすすめしてくれたお花見スポットだった。ぼくは、それまで「背割堤」のことをまったく知らなかったが、ネットで調べてみると、けっこう有名なお花見スポットらしく、人が多そうだったので夕方から出かけることにした。 京阪の八幡市駅に降り立つのは、とても久しぶりだった。子どもの頃、何度か母に連れられて、石清水八幡宮に来て以来かもしれなかっ