9月16日(金)、早川書房に於いて、第4回ハヤカワSFコンテストの最終選考会が東浩紀氏、小川一水氏、神林長平氏、小社編集部長・塩澤の4名により行なわれ、協議の結果、吉田エン氏の『世界の終わりの壁際で』と黒石迩守(くろいし・にかみ)氏の『ヒュレーの海』が優秀賞に、草野原々(くさの・げんげん)氏『最後にして最初のアイドル』が特別賞にそれぞれ決定いたしました。 本コンテストは、日本SFの振興を図る「ハヤカワSF Project」の一環として始めた新人賞です。中篇から長篇までを対象とし、長さにかかわらずもっとも優れた作品に大賞を与えます。受賞者には大賞として賞牌、副賞100万円が贈られ、受賞作は日本国内では小社より単行本及び電子書籍で刊行するとともに、英語、中国語に翻訳し、世界へ向けた電子配信をいたします。さらに、趣旨に賛同する企業の協力を得て、映画、ゲーム、アニメーションなど多角的なメディアミッ