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Bookとhistoryに関するfiblioのブックマーク (45)

  • 「人類概ねずっとコネで社会回してね?」と思われる向きには、利害調整の変遷の歴史が書かれてある『暴力と社会秩序』という本が面白かった話

    ami @amiamiamiamiima 人類概ねずっとコネで社会回してね?と思われる向きには『暴力と社会秩序』というがあって利害調整の変遷の歴史が書かれていて面白かったです pic.twitter.com/3wWgDMFB5j

    「人類概ねずっとコネで社会回してね?」と思われる向きには、利害調整の変遷の歴史が書かれてある『暴力と社会秩序』という本が面白かった話
  • 現存する世界最古級の写本、6.1億円で落札 英

    仏パリのクリスティーズで公開された「クロスビー・スコイエン写」(2024年4月23日撮影)。(c)JULIEN DE ROSA / AFP 【6月12日 AFP】英ロンドンで11日、個人所蔵では世界最古で、現存する書物としても最古の物の一つとされる写が11日、競売大手クリスティーズ(Christie's)でオークションにかけられ、306万5000ポンド(約6億1500万円)で落札された。 「クロスビー・スコイエン写(Crosby-Schoyen Codex)」は、ノルウェーの実業家で希少収集家のマーティン・スコイエン(Martin Schoyen)氏が所蔵していたもので、聖書中の「ヨナ(Jonah)書」と「ペテロ(Peter)の手紙」の第1の手紙を完全に写した、最古の文書が含まれている。 写は4世紀ごろに現在のエジプトで1人の修道士によって書き写されたもので、少なくとも1600年

    現存する世界最古級の写本、6.1億円で落札 英
  • 左利きの歴史 - 白水社

    第二版の序文 序論 第一部 正しい手と邪悪な手 第1章 なぜ人類は右利きなのか 第2章 右手主導の規則 第3章 左利きによる秩序の転覆 第二部 軽蔑された左利き 第4章 左利きという異常性 第5章 左利きという烙印 第6章 下等人間の特性 第7章 不寛容のはじまり 第8章 虐げられた左利き 第三部 容認された左利き 第9章 中世の黄金時代 第10章 近代の解放にいたる長い道のり 第11章 二つの右手の神話 第四部 称賛された左利き 第12章 左利きの卓越性 第13章 左利きの巨匠たち 結論 付録 訳者あとがき 参考文献 原注 偏見はいかにして生まれ、 解消されたか ヨーロッパの歴史において、左手は「邪悪な手」とされ、左利きは差別されてきた。ヨーロッパの諸言語には、右を「縁起の良いもの」、左を「不吉なもの」とした慣用表現が多く見られる。さらには、古代の呪術的信仰からキリスト教にいたるまで、右

    左利きの歴史 - 白水社
  • ナチスは「良いこと」もしたのか?をガチ検証した結果。紀伊國屋じんぶん大賞に選ばれた理由を考察した | ダ・ヴィンチWeb

    『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(小野寺拓也、田野大輔/岩波書店) 2023年12月15日に発表された「紀伊國屋じんぶん大賞2024 読者と選ぶ人文書ベスト30」。大賞に選ばれたのは『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(小野寺拓也、田野大輔/岩波書店)だった。 読者の選ぶ「2023年のベストの人文書」が、もう100年近くも前になるナチス・ドイツの政策を検証した……というのは、いささか奇妙に感じる人もいるだろう。だが実際に読んでみると、このは「いま読むことに大きな意味がある」だと感じたし、「人文書の矜持と歴史の専門家の責任を示した」にも感じられた。 そもそも書が執筆された背景は、インターネット上で「ナチスは良いこともした」と声高に主張する人が増えていたことにある。 著者のひとりの田野大輔氏がそうしたTwitter(現・X)の投稿の一つに、「30年くらいナチスを研究し

    ナチスは「良いこと」もしたのか?をガチ検証した結果。紀伊國屋じんぶん大賞に選ばれた理由を考察した | ダ・ヴィンチWeb
  • 第一次大戦の激戦地で20歳の昭和天皇が漏らした言葉…。今こそ戦争を知る必読5冊(学術文庫&選書メチエ編集部)

    21世紀の現在も、世界には戦火が絶えない。この100年余りの人類の戦争は、大量破壊兵器の開発と国民の総動員によって、より大きな惨劇を引き起こし、不幸と不安を生み出し続けている――。あらためてこの8月、20世紀の戦場の現実を描き出した5冊を、講談社学術文庫のなかから紹介しよう。 第二次世界大戦の序曲、ノモンハン事件 1939年、モンゴルと旧満州国の国境地帯で日軍とソ連軍が衝突したのが、「ノモンハン事件」だ。戦闘は4ヵ月におよび、日ソ双方ともに約1万人の戦死者を出すなど、「事件」どころか「戦争」と言っていい激戦だった。にもかかわらず、戦闘の実態は謎に包まれ、その勝敗すら長く論議が続いていた。 しかし、1990年代以降、ようやくソ連側の資料が大量に公開され始めた。日ソ双方の史料を徹底的に精査し、この事件の全体像を明らかにしたのが、先月、学術文庫版が刊行された秦郁彦氏の労作『明と暗のノモンハン戦

    第一次大戦の激戦地で20歳の昭和天皇が漏らした言葉…。今こそ戦争を知る必読5冊(学術文庫&選書メチエ編集部)
  • 名著で振り返る「平民宰相・原敬」の人物像

    近現代史への関心は高く書物も多いが、首を傾げるものも少なくない。相当ひどいものが横行していると言っても過言ではない有様である。この連載「近現代史ブックレビュー」はこうした状況を打破するために始められた、近現代史の正確な理解を目指す読者のためのコラムである。 昨年、山県有朋の評伝が話題になった著者が5人の近代日政治家を取り扱った評伝集である。いずれも非常に興味深いものであるが、ここでは原敬について取り上げることにしよう。 原は岩手県盛岡市に生まれた。薩長藩閥政府の時代、東北諸藩の出身者は「白河以北一山百文」といわれた中に育った。16歳で上京以来、原はどんな困難をも耐え忍ぼうと決心し、その決心を守ってきたと後年言った。また、親、兄弟、親戚、友人なども頼みにせず、全ては自分一個の勉強次第であるとして生きたという。 司法省法学校などに学び新聞社に入るなどしたが、長州の井上馨との関係ができ外務省

    名著で振り返る「平民宰相・原敬」の人物像
  • 歴史地理学を学びたい人のための文献リスト : ながたろぐ

    歴史地理学ってどんな学問なの?と気になったときに参考になる文献をまとめました。 「タテ軸とヨコ軸」というイメージでよく語られるように、歴史と地理は非常に密接な関係を持っています。 ブラタモリに代表されるように、歴史と地理を絡めたコンテンツはじわじわとその人気を増しているように感じられます。 古地図を扱ったを書店で見かけることも珍しくありません。 こうした状況とは対照的に、「歴史地理学」という分野があることはあまり知られていません。 歴史地理学は、建築学であれば建築史、経済学であれば経済史があるように、地理学にも「地理史」に相当するような分野があると思っていただくのがよいでしょうか(これは私の勝手な解釈です)。 私自身はまだ学生ですが、歴史地理学には浅からぬ愛着を抱いており、この面白さがもっと広まればいいなという思いでいます。そこで、歴史地理学を簡単に紹介する記事を書くことにしました。 と

    歴史地理学を学びたい人のための文献リスト : ながたろぐ
  • 面白い世界史の本を3人で2時間お薦めしあった中から厳選した12冊(前編)

    お薦めの世界史のについて、3人で2時間語り合った。 世界史を学びなおす最適な入門書や、ニュースの見方が変わってしまうような一冊、さらには、歴史を語る意味や方法といったメタ歴史まで、脚家タケハルさん、文学系Youtuberスケザネさん、そして私ことDainが、熱く語り合った。 全文はyoutubeで公開しているが、2時間超となんせ長い。なのでここでは、そこから厳選して紹介する。 因果関係を補完する『詳説 世界史研究』 スケザネ:大学生、あるいは社会人の方々にも、世界史を学ぶには、まず真っ先に「高校世界史」をオススメしたいです。世界の歴史を幅広く知るという観点から、高校世界史はベストだと思います。 代表的な高校世界史の教科書は、山川出版社の『詳説 世界史B』。世界史の概観が400ページぐらいにまとめられてて良いなんですが、これだけだと記述が簡素で、理解するには少ししんどい。 実際、自分が

    面白い世界史の本を3人で2時間お薦めしあった中から厳選した12冊(前編)
  • おすすめの世界史の本教えて

    なろうで小説を投稿している。もう7年目になる。 今年完結した最新作が初めて総合評価2000pt超えた。 ちょっと自信がついて、今までレッドオーシャンなので避けてきた西欧中世風FTにチャレンジしようと思いたった。 だが、歴史をあまりにも知らなくて詰んでいる。 知ったうえで気にせず書くならいい。 しかし、まったく知らないで書くというのは、結局、これまで読んだフィクションからの影響だけで書くということになるわけで、それはちょっとな……と思うわけだ。 素人なのにというか、素人だからこそ、自分が気持ちよく楽しく書きたいので。 そういうわけで、最後に世界史に触れたのが高校生の時(その後は理系)という人間に向く世界史のを教えてほしい。 まず高校生向けの参考書から読むかと思ったのだが、それも山のようにあって選びきれなかった。 全体像が分かるが嬉しいが、分野ごとのでも面白くて読みやすいのがあればぜひ。

    おすすめの世界史の本教えて
  • 旧日本軍を学ぶためにおすすめ本 - ぱやぱやくん日記

    今回については「旧日軍」を学ぶためのを5冊紹介しようと思います。私は日軍の兵器や軍服ではなく、組織論や生活史などが好きなため、あまり軍事に知識のないビジネスマンや学生でも読みやすいと思います。旧日軍を学ぶことは現代の日組織を知るためにも有用なので、ぜひ手に取ってみてください。 紹介アイテム失敗の質(戸部良一 他共著)日軍と日兵 米軍報告書は語る(一ノ瀬俊也)一下級将校の見た帝国陸軍(山七平)総員玉砕せよ!(水木しげる)静かなノモンハン(伊藤桂一) 失敗の質(戸部良一 他共著) まず最初に「失敗の質」を紹介します。こちらのはノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ沖海戦、沖縄戦という大東亜戦争における6つの作戦の失敗の原因を掘り下げ、「日軍の敗因の組織論的考察」から「日企業・日の組織が陥りがちな点」を考察しています。 人間関係の

    旧日本軍を学ぶためにおすすめ本 - ぱやぱやくん日記
  • 辺境と文明が逆転する『遊牧民から見た世界史』

    中国がなぜ中国かというと、世界の中心を意味するから。 中国皇帝が世界の真ん中にあり、朝廷の文化と思想が最高の価値を持ち、周辺に行くにつれ程度が低くなり、辺境より先は蛮族として卑しむ華夷思想が根底にある[Wikipedia:中華思想]。 しかし、蛮族とされている遊牧民から見ると、舞台はユーラシア全体となる。遊牧生活によって培われた軍事力で圧倒し、スキタイ、匈奴の時代から、鮮卑、突厥、モンゴル帝国を経て、大陸全域の歴史に関わる。中心と周辺が反転し、中華は一地域になる。 視点を反転することで、いままで「常識」だと考えてきたことが揺らぎ、再考せざるを得なくなる。歴史を複眼的に眺めるダイナミズムが面白い。『遊牧民から見た世界史』は、その手がかりを与えてくれる。 「モンゴル残酷論」の誤り たとえば、「モンゴル残酷論」これは誤りだとする。 モンゴル帝国といえば、暴力、破壊、殺戮というイメージが付きまとう

    辺境と文明が逆転する『遊牧民から見た世界史』
  • 『戦争の世界史 大図鑑』はスゴ本

    さらに、年代も場所も広範囲にわたって概説しているため、どんどんページをめくっていくことで、「いつ」「どこで」を取っ払って、「どのように」人は争ったのかに着目することができる。そして、時代を超えた視点から、全く別の時代の戦闘どうしの類似点やアイデアが浮き彫りになり、見るたびに発見がある。 たとえば、優れた将軍は、時代を超えた特質を備えていると指摘されている。チンギス・ハン率いるモンゴル騎馬軍と、1940年春にフランスに侵攻した装甲師団との間に類似性を見出し、機動力が戦闘と決する事例として紹介されている。 あるいは、敵軍包囲という古来の戦法は、古代ローマの世界でも第2次世界大戦でも等しく奏功しているが、5千年分の戦略図を眺めていると、戦いとは畢竟「どのように敵を包むか」のせめぎあいであり騙し合いであることが見えてくる。 テクノロジー戦争を変える テクノロジーが変えた戦争も興味深い(ここが一番

    『戦争の世界史 大図鑑』はスゴ本
  • (呉座勇一の歴史家雑記)百田氏新作、過激と言うよりは:朝日新聞デジタル

    発売前から予約殺到で話題になった百田尚樹氏の『日国紀』(幻冬舎)を読んでみた。さぞかし過激な内容だろうと予想していた私は正直、拍子抜けした。日は東洋には属さず「ユーラシア大陸と対峙(たいじ)する一文明圏」であるとぶちあげた西尾幹二氏の『国民の歴史』(文春文庫)に比べれば、穏健にさえ映った。 …

    (呉座勇一の歴史家雑記)百田氏新作、過激と言うよりは:朝日新聞デジタル
  • トップページ |「戦争責任」いわれ辛い 昭和天皇 素顔の27冊

    側近記した昭和天皇の肉声 27年分、1年掛けて分析 小林忍侍従日記 昭和が幕を閉じてから約30年。昭和天皇の身の回りの世話をする侍従を長年務めた故小林忍氏の日記が見つかった。昭和天皇が、晩年まで戦争責任を巡り苦悩する姿や、動植物の研究者としての探究心や家族への温かなまなざしが克明に記されている。1974年から2000年までの27冊に、側近が見た昭和天皇の日常が凝縮している。貴重な昭和後半史として、一連の記事を新聞紙面だけでなく、ウェブ上でも共有したい。(共同通信・小林忍侍従日記取材班) 日記には、昭和天皇の生の言葉が緻密な文字で書き留められている。 「仕事を楽にして細く長く生きても仕方がない。辛いことをみたりきいたりすることが多くなるばかり。(中略)戦争責任のことをいわれるなど」。昭和天皇が1987年4月、小林氏に漏らした言葉だ。死去する約2年前のことだった。 日中戦争や太平洋戦争を経験し

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  • イノベーターたちの日本史 | 東洋経済STORE

    彼らはどのように未来を切り拓いていったのか? 従来の史実では描かれなかった躍動感あふれるストーリーがここにある 高島秋帆、大隈重信、笠井順八、三野村利左衛門、益田孝、岩崎弥太郎、高峰譲吉、大河内正敏―― アヘン戦争、開国、財政政策、秩禄処分、士族授産、三井と三菱財閥、理化学研究所―― 書は、明治から昭和初期にかけての日のイノベーターたちが、津波のように押し寄せる大変化にきわめて創造的に対応し、思いもよらない独創性を発揮していった過程をたどる試みである。そこには、これまで歴史の片隅に追いやられていた重要な事実の再発見もある。たとえば、アヘン戦争で解任された中国の高級官僚が残した西洋に関する文献や著作が、さまざまな偶然を経て国境を越え、江戸幕府が開国決断へと至るストーリー、勤王の志士がわずか数年にして明治政府の経済政策を作り上げていくストーリー、研究所から新興財閥を作り上げた理研の創業者の

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  • 大ヒット!「応仁の乱」の魅力って何?

    大ヒット!「応仁の乱」の魅力って何?
  • 日本人の色彩感覚のルーツを探る一冊「日本の色のルーツを探して」

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    日本人の色彩感覚のルーツを探る一冊「日本の色のルーツを探して」
  • 今なぜブーム? 応仁の乱|NHK NEWS WEB

    今、一冊の新書の予想外のヒットが話題になっています。のタイトルは「応仁の乱」。その名のとおり、室町時代の応仁の乱について詳細に記した学術的な内容でありながら、発行部数は20万部を超えました。こののヒットをきっかけに、関連書籍を集めて「応仁の乱フェア」を開いている書店もあります。今なぜ「応仁の乱」なのか。何が読者の心を捉えているのか、その理由を探りました。(科学文化部・阿部智己記者) 応仁の乱は、今から550年前の1467年に始まり、京の都を中心に11年も続きました。教科書にも登場し、名前はよく知られていますが、将軍家の後継者争いと有力大名の対立が複雑に絡み合い、乱の原因や展開は非常に複雑です。 このため小説やドラマにもなりにくく、これまで出版業界では「応仁の乱は人気がない」とあまり扱われてきませんでした。 ところが、中公新書「応仁の乱」はちょっと様子が違います。出版した中央公論新社は

    今なぜブーム? 応仁の乱|NHK NEWS WEB
  • 新書:「不人気」応仁の乱、異例のヒット 背景にSNS | 毎日新聞

    室町時代の中期、東西両軍が11年にわたって繰り広げた「応仁の乱」。勃発から550年の長き時を越えて、現代読書人の熱い視線を浴びている。小学校社会科教科書に載るなど誰もが知る戦乱だが、戦国時代の合戦や幕末の動乱などに比べると、今ひとつ人気がなかった。しかし、中公新書「応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱」は昨年10月の発売以来、硬派な歴史新書としては異例の12刷・13万部を売り上げるベストセラーになっている。著者の呉座(ござ)勇一さん(36)と版元の中央公論新社にヒットの理由を聞くと、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)と新聞広告など新旧メディアの特性を生かした販売戦略にコアな歴史ファンが反応、多くの一般読者の関心を集めるまでに支持を広げたことが分かった。【大村健一/デジタル報道センター】

    新書:「不人気」応仁の乱、異例のヒット 背景にSNS | 毎日新聞
  • 中世日記の世界 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社

    人が営々と書き残してきた日記の世界とは何だろう。日において日記は、年中行事や装束といった有職故実の書を生み出し、日記を記すことが天皇や公家たちにとどまらず、中世を通じて武家や僧侶・神官、女房といった様々な人々に広がっていった。書は、彼らの書きとめた信仰の旅や夢の世界を通じて、日の中世の別な姿を見つけることができる新たな一冊なのである。 [ここがポイント] ◎ 有職故実を記録し、様々な記主に支えられてきた中世日記の広がりが分かる。 ◎ 好評の『日記で読む日中世史』の姉妹編。 はしがき 序 章日記と有職故実(近藤好和) 1 日記という文献 2 有職故実の成立 3 「日記」と有職故実 第Ⅰ部 日記と有職故実 【解説】(近藤好和) 第1章 年中行事書――公事全体のマニュアル書 1 『九条年中行事』(藤原師輔)・『小野宮年中行事』(藤原実資)――有職故実断章(磐下 徹) 2 『江家次第』