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reviewに関するfijixfijiのブックマーク (189)

  • 「眼の冒険」はスゴ本

    「眼の経験値」を上げるスゴ。 のっけからのろけで恐縮だが、嫁さんは料理上手だ。料理学校に行ったこともないのに、なぜ? ――訊いたところ、「美味しいものをべてきたから」とのこと。海の幸・山の幸に恵まれたところで育ったからだという。旬の素材に親しんでおり、いわば「舌の経験値」を積んでいるのだろう。 これは、眼の経験についても同じ。いいデザインを見ることで、眼が肥える。同時に素材に対し、「いいデザイン」であるとはどんな表現なのかを感じ取れるようになる。いままで「感性を磨く」という言葉で片付けられていた経験は、「書を読む/視る」に置き換えてもいい。 スーパーマンからマッドマックス、ピカソやエッシャー、ウォーホルといった実例がてんこ盛りで、絵画や写真、タイポグラフィやイラストから、デザインの手法・見方が紹介される。モノとカタチ、デザイナーはこれらをどのように見ているのかが、デザイナー自身の言葉

    「眼の冒険」はスゴ本
  • 【必読!】「新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に」小林弘人 : マインドマップ的読書感想文

    の概要】◆今日ご紹介するのは、当ブログにしてはちょっと珍しいメディア論のご。 タイトルだけ見て、あまり気が進まなかったのですが、聖幸さん、こばやしさんのお二人に勧められて読んでみたところ、あらビックリ。 従来からのメディア関係者のみならず、ブロガーこそ読むべき1冊であることがわかりました。 そして、「なぜ私がブログを書き続けるのか」も、やっと腑に落ちたような・・・? いつも応援ありがとうございます! 【目次】あなたの知っている「出版」は21世紀の「出版」を指さない 「注目」資主義は企業広報を変えた ストーリーの提供で価値を創出する デジタル化で消えてゆくのは雑誌・書籍・新聞のどれ? 雑誌の質とは何か? 無人メディアの台頭と新しい編集の役割 既存メディアの進化を奪う 名もなき個人がメディアの成功者になるには?(その1)―マジックミドルがカギを握る 名もなき個人がメディアの成功者にな

  • 現代的な神話「カッサンドラ」

    もしも願いがかなうなら、透明人間になりたいと思ったことがある。 吐息を白バラに変えるとか、ちゃちなやつはご免だね。誰にも見とがめられず、あの娘やこのコの××なところを覗きたい――と妄想をたくましくしていたのだが、透明人間はモノを見ることができないと知った。光を像として結ばせるため、目の裏側の「闇」が必要なのに、肉体が透明なので、そこに光が入ってくる→見えないというわけ。 カッサンドラの場合は、予知能力を欲した。アポローン神の恋人になる代償として、予言の力を授かったのだが、ギリギリになって神を振ったのだ。袖にされた神は怒って、カッサンドラの予言をだれも信じないようにした。 裸を見れない透明人間と、誰にも信じてもらえない予言者と、どちらが不幸か? そりゃ透明人間だろうと思うかもしれないが、どんなに警告しても、だれも信じてくれないんだよ? 「その木馬を入れてはいけない、トロイアが滅ぶぞー」といく

    現代的な神話「カッサンドラ」
  • はっきり言います、あなたのような生き方をしている限り、人生は千年あっても足りません。時間などいくらあったところで、間違った生き方をすればすぐに使い果たしてしまうものなのです

    はっきり言います、あなたのような生き方をしている限り、人生は千年あっても足りません。時間などいくらあったところで、間違った生き方をすればすぐに使い果たしてしまうものなのです 人生の原則として扱ってもいいが、かなえられなかった人生へのレクイエムとして読むと、より魅力的なになる。 「人生の短さについて」を読むと、ある気づきがもたらされるが、これを読もうとするような人は、遅かれ早かれ、自ら気づくに違いない。そのエッセンスはこうだ。 人は自分の時間を無駄遣いしている。自分が永遠に生きつづけるものと思い、他人のために使っている、今日という一日が、最後の一日かもしれないことを、忘れてしまっている。 死を免れないものとして、何もかもを恐れながら、そのくせ不死の存在であるかのように、何もかもを手に入れようと望んでいる。追い立てられるように毎日を過ごし、病にかかったかのように、未来を切望し、現在に辟易と

    はっきり言います、あなたのような生き方をしている限り、人生は千年あっても足りません。時間などいくらあったところで、間違った生き方をすればすぐに使い果たしてしまうものなのです
  • 歯ごたえ抜群 - 書評 - プログラマのための論理パズル : 404 Blog Not Found

    2009年04月13日00:30 カテゴリ書評/画評/品評Math 歯ごたえ抜群 - 書評 - プログラマのための論理パズル 大成弘子様より献御礼。 プログラマのための論理パズル Dennis Shasha / 吉平健治 [原著:Puzzles for Programmers and Pros] 実は全部きちんと解いてから書評しようと思ったのだけど、督促が先に来てしまった。 良問のぎっしり詰まった良書。実際に教科書として使われているだけのことはあります。 書「プログラマのための論理パズル」は、大学の授業で使えるレベルの、プログラマー、そして原題にあるとおりプロにも「面白くてためになる」パズルを一冊にまとめたもの。 目次 - Ohmshaより イントロダクション 第I部 マインド・ゲーム 競争:みなが勝者になれるわけじゃない デザイン:想像力に導かれて… チャンス:真の幸運を掴め 推論:

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    fijixfiji
    fijixfiji 2009/04/15
    面白そう!研究室でネタにする。
  • 机上から見える仕事ぶり・人となり「机」

    人ん家の「机」がおもしろい。 尖った仕事をする人となりは、その机に出てくるのだろうか。漫画家や建築家、プラネタリウムクリエイターやロボットデザイナーといった、クリエイティブの現場で活躍している13人の「机まわり」が紹介されている。 浦沢直樹(漫画家) 大平貴之(プラネタリウムクリエイター) 松井龍哉(ロボットデザイナー) 鈴木成一(ブックデザイナー) ひびのこづえ(コスチュームアーティスト) 宮沢章夫(劇作家) 箭内道彦(クリエイティブディレクター) 寄藤文平(イラストレーター) 中村好文(建築家) 四谷シモン(人形作家) 成沢匡史(ルアービルダー) 長谷川弘(自転車店主) 小林紀晴(写真家) タイトルは「机」であるけれど、ポイントは机に限定されないところ。もちろん机上の道具がクッキリ分かるように撮られているものの、むしろ、周囲の書架や袖机、作業台や資材を含めて写すことで、「たたずまい」・

    机上から見える仕事ぶり・人となり「机」
  • 書に遊ぶ - 書評 - 多読術 : 404 Blog Not Found

    2009年04月11日01:30 カテゴリ書評/画評/品評Art 書に遊ぶ - 書評 - 多読術 筑摩書房松様より定期便にて献御礼。 多読術 松岡正剛 ちくまプリマーというレーベルで、この著者で外れるわけがないという、「この題」を、「この著者」が、「このレーベル」からというのがすべてどんぴしゃにはまった快著。 書「多読術」は、千夜千冊の中の人が、読書について語った一冊。書は松岡正剛人が著したのではく、松岡正剛のインタビューを編んだものである。おそらくは営業上の都合で「松岡正剛」は著者名として現れてはいるが、書において、実は「松岡正剛」は「被著者」なのである。 それが素晴らしい。 書は、松岡正剛という希代の編集者が、編集されたものなのである。 そう。編集者。博覧強記を通り過ぎて迫乱狂気とでも呼びたくなるほどのあまりの遊びぶりに、何者かわからなくなりそうになるが、「著者」は編集者

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  • 書評 - 進化しすぎた脳 : 404 Blog Not Found

    2007年02月05日19:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 進化しすぎた脳 その「が好き!」で申し込んだのがこちら。 進化しすぎた脳 池谷裕二 著者の自画自賛が全くいやみにならないほど面白かった。 あとがき もちろん今の私にも脳科学講義を行うことはできますが、『進化しすぎた脳』は、"現在の私"には不可能な講義スタイルで貫かれています。目の眩むようなグルーヴ感に、こちらがうきうきとしてきます。 書「進化しすぎた脳」、脳科学のホープ池谷裕二が、中高生に対して行った講義の講義録。書が400ページもあるのはそのため。書き下ろしであればその半分になってしまっていただろう。 目次 第1章 人間は脳の力を使いこなせていない 第2章 人間は脳の解釈から逃れられない 第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない 第4章 人間は進化のプロセスを進化させる 第5章 僕たちはなぜ脳科学を

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  • 404 Blog Not Found:書評 - 脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?

    2007年08月06日01:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? 献御礼。 脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? 前野隆司 この夏、一番怖いノンフィクション。肝試しが好きな方は、是非。 ただし、どう怖いのかは解説が必要かも知れない。なにしろ著者自身もその怖さに気がついていないふしがあるからだ。 書〈脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?〉は、ロボット研究者という工学者である著者が、著者の研究の過程でたどりついた結論、受動意識仮説に関して広い観点から考察、検証した一冊。 それでは、受動意識仮説とは、何か。 我々のほとんどは、何かをする時に、まず「何かをしよう」と意識し、それを行動に移すのだと考えている。これが、能動意識仮説。ところが、最近その逆と考えた方がつじつまがあうという研究成果が多く出されてきた。まず行動があり、意識はその

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  • カフカ「失踪者」でリアルな悪夢を

    理不尽とは、人の姿をしている。 となりの職場に、こんな人がいる。自分の話しかしない。雑談ではなく、仕事の話でだ。一方的に、徹底的に、自分の立場を主張し、相手には耳を貸さない。命令と依頼が仕事の全て。 もちろん論理的な説明などできず、エンドレステープのようにしゃべるだけ。自分の仕事にプラスになるときのみ反応し、後は一切、聞こえない・訊かない・反応しない。take-takeもしくは「ずっとオレのターン」な人。 まるで、立場が服を着て立っているようで、不気味だ。論理がなく、ルールがない。だから、彼に渡った仕事はすべて止まる。誰にもどこにもバトンタッチされず、ひたすら仕事は腐っていく。間違った相手に誤った依頼を繰り返し、忌避されていることに気がつかない。周囲は「ああ、あの人か」と苦笑するだけで、関わらない。 いや、もちろん狂っていないのだが、そういう人に相対するとき、どういう気分になるだろうか?話

    カフカ「失踪者」でリアルな悪夢を
  • 21世紀の市民に必要な力 - 書評 - 不透明な時代を見抜く「統計思考力」 : 404 Blog Not Found

    2013年10月31日00:15 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 21世紀の市民に必要な力 - 書評 - 不透明な時代を見抜く「統計思考力」 出た、出た。やっと出た。 不透明な時代を見抜く「統計思考力」 神永正博 2009.04.08 初出 2013.10.31 文庫版発行につき改訂 このを、待っていた。 こんなを、ではなくこのを。 そして、この国は待っている。 このを最大限活用してくれることを。 書「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」は、「学力低下は錯覚である」をあざやかに証明してみせた著者が、その証明力を読者に分け与えるべく著した一冊。 目次(原著) - Discover - 書籍紹介 はじめに 第1章 基礎編 データを見る それ、ほんとう? まず元データに当たる習慣をつけよう! 1 生データを入手する それホント?まずは生データに当たれ! 数学が出来る=年収

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  • 戦いを略す - 書評 - 国をつくるという仕事 : 404 Blog Not Found

    2009年04月06日10:45 カテゴリLightweight Languages 戦いを略す - 書評 - 国をつくるという仕事 英字出版高野様より献御礼。 国をつくるという仕事 西水美恵子 英字出版というのは最もはずれ率の少ない出版社の一つだが、その中でも、「水際だって」すばらしい一冊。 リーダーシップについて書かれた屋にあふれている。リーダーが書いたも同様だ。しかし真のリーダーが、真のリーダーたちについて書いたともなると滅多にお目にかかれない。真のリーダーが真のリーダーたちに仕えることそのものが希有なのだから仕方がない。著者は、そんな希有な存在であった。 書「国をつくるという仕事」は、世界銀行の南アジア担当副総裁を務めていた著者が、その過程で補佐してきた、国をつくる仕事をしてきた人々を描いた一冊。「国をつくるという仕事」という書のタイトルは、レトリックではない。

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  • 【英語】「楽しく、ラクに、シンプルに! 英語ハックス」佐々木正悟,堀 E. 正岳 : マインドマップ的読書感想文

    の概要】◆今日ご紹介するのは、以前、未読の記事で取り上げておきながら、なかなか読むことのできなかった「英語勉強」。 自分自身、どうしても英語アレルギーと言いますか、わず嫌いな面があって、なかなか手をつけることができずに、半月以上経ってしまいました。 やっと最近になって、業の合間に職場でパラパラ眺めてみたら、面白そうじゃないですか!←今さらw ひょっとしたら「ハック」というスタイルは、「英語学習」が最も適しているのでは?と思わされた快作デス! いつも応援ありがとうございます! 【目次】第1章 一番簡単に覚えられる「英単語記憶」術 1日1語、「超頻出」単語だけを100日で覚える 脳にやさしい「連想的に」覚える方法 「記録」すれば、続けられるようになる!? 第2章 とにかく口に出してみる「スピーキング」術 「日人の耳」は気にしないと決める 「カタカナ英語」で発音してみる 英語で「九

  • 【販促】『儲かるお店の「すごい!」見せ方』高橋芳文 : マインドマップ的読書感想文

    の概要】◆今日ご紹介するのは、リアル店舗における集客並びに販促方法のご。 著者の高橋さんは、「看板による広告」が専門のようですが、書はそれに留まらず、お店のレイアウトやメニュー等にも言及されています。 新書であるにもかかわらず、濃い内容で、色々と発見がありましたよ! いつも応援ありがとうございます! 【目次】序章 ひともお店も“第一印象”が肝心 ひとは"第一印象"に影響される 看板、外観、雰囲気・・・お店も"第一印象"重視でいこう 第1章 集客&売上アップはコンセプトづくりから コンセプトはお店の"生命線" あなたのコンセプトをはっきりさせる5つの質問 ほか 第2章 看板を駆使して集客&売上アップ お客さんを呼び込むこと それが当のマーケティング 看板を使い分けて人気店の仲間入りを ほか 第3章 集客&売上アップにつながる次の一手 看板だけじゃ集客アップ、売上アップは語れない 清

  • システムはなぜダウンするのか

    システムダウン――悪夢のような現場を、幾度も味わったことがある。 鳴りつづける電話、飛び交う怒号、性能劣化、DB汚染、運用規制、緊急リリース、システム再起動、復旧、パッチ当て、究明・対策・謝罪文、お詫び行脚、徹夜、徹夜そして徹夜。体は臭いし、もちろんおしっこに行くヒマはない。 デスマーチとは違った修羅場で揉まれるうち、別の嗅覚が効くようになる。ソフトウェアの不具合に因るのか、性能や容量不足に起因するのか、設定や操作ミスなのか、ハード故障といった不慮の事故なのか、初動時に嗅ぎ分けられるようになる。 さらに、「この時期この時間はヤバい、魔の刻だぞ」とか、「あのチームが手を入れた機能がリリースされるから、致命的なやつが起きるならここ」といった、先の先を見越して水面下で準備するようになる。どんなに手を尽くしても、起きるものは起きる。けれども、きっちり準備をしておけば、被害を最小限にい止めることが

    システムはなぜダウンするのか
  • 世界はつぶやきに満ちている「灯台へ」

    中毒性のある文にハマる。 ヴァージニア・ウルフは初読だが、こんなに魅力的な文だったとは。既知の形式ながら、ここまで徹底しているのは初体験。文の妙味は分かってるつもりだったが、小説でここまでできるとは知らなかった。わたしの精進の足りなさを自覚するとともに、小説の拡張性を具体例でもって味わうことができた。 まず、地の文と会話文の混交がいい。ほぼ全て、登場人物の心情の吐露と会話に埋め尽くされているのだが、明確に区切らないのが面白い。つまり、対話をカギカッコでくくったり、地の文に埋めたりするのだ。普通の小説でもこれはやるのだが、この作品ではより徹底している。つぶやきに埋め尽くされた小説世界に没入することができる。 おかげで読み手は、人物の思考と発話を選り分けながら読む進めることを余儀なくされ、よりその人に「近い」視点でその場にいることができる。「人物~作者~読み手」の真ん中が完全に姿を消しているの

    世界はつぶやきに満ちている「灯台へ」
  • この世でいちばん面白い小説

    筒井康隆が「ひとつだけ選ぶならコレ」とベタ誉めしてたので手を出す。ジュヴナイル向け「巌窟王」で読んだつもりになっていたが、今回、岩波赤版「モンテ・クリスト伯」でブッ飛んだ。 ストーリーを一言であらわすなら、究極のメロドラマ。展開のうねりがスゴい、物語の解像度がスゴい、古典はまわりくどいという方はいらっしゃるかもしれないが、伏線の張りがスゴい。てかどれもこれも強烈な前フリだ。伏線の濃淡で物語の転び方がミエミエになるかもしれないが、凡百のミステリを蹴散らすぐらいの効きに唸れ。読み手のハートはがっちりつかまれて振り回されることを請合う。 みなさん、スジはご存知だろうから省く。が、痛快な展開に喝采を送っているうちに、復讐の絶頂をまたぎ越えてしまったことに気づく。その向こう側に横たわる絶望の深淵を、主人公、モンテ・クリスト伯と一緒になって覗き込むの。そして、「生きるほうが辛い」というのは、どういう感

    この世でいちばん面白い小説
  • 母の名は「不遇」 - 書評 - 読書について : 404 Blog Not Found

    2009年03月16日15:30 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages 母の名は「不遇」 - 書評 - 読書について PHPエディターズ・グループ石井様より献御礼。 読書について ショウペンハウエル / 赤坂桃子 まさかの出版社より、まさかの再訳。 ショウペンハウエルの読書論をまだ読んでいない人は、読書しているとは言えない。それを読んで「ぎくっ」ってなったことがない人も、読書しているとは言えない。 そしてそれに反駁できない人は、ショウペンハウエルを充分知っているとは言えない。 一冊でそこまで読めるように書を編んだPHPの編集のすごさがわかる一冊。 書「読書について」は、哲学者というよりもむしろ読書家批評家として有名な著者の、そのまさに「読書について」を再訳、再編したもの。 読書について ショウペンハウエル / 斎藤忍随 ご存知のとおり、[読書について」は

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    fijixfiji
    fijixfiji 2009/03/27
    つい先日、岩波文庫を買ったばかり。新訳があったのか。
  • HotでFlatでCrowdedな一作 - 書評 - グリーン革命 : 404 Blog Not Found

    2009年03月26日23:30 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 HotでFlatでCrowdedな一作 - 書評 - グリーン革命 出版社より献御礼。すっかり書評が遅くなってしまって申し訳ない。 グリーン革命(上下) Thomas L. Friedman / 伏見威蕃訳 [原著:Hot, Flat and Crowded] 「フラット化する世界」の作者が、今米国が何をすべきかを歯に衣を一切まとわず語った渾身の一作。オバマ政権のアンチョコである以上、我々も必読だけに、少し買いにくいパッケージが惜しまれる。 書「グリーン革命」の原題は、"Hot, Flat and Crowded"。何がHotで、何がFlatで、そして何がCrowdedなのかは言うまでもない。世界である。 目次 上巻 第一部 現状 第1章 鳥も飛ばない場所 第2章 エネルギー気候紀元 第二部 現状への道のり

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  • 徹底抗戦(堀江貴文著)、本人 vol.09(西村博之特集) - 情報考学 Passion For The Future

    現代は当事者と専門家の発言が面白い時代だと思う。 今日は当事者の人力たっぷりの2冊。今が旬。 ・徹底抗戦 逮捕から3年、ライブドア事件の真相を堀江貴文氏自身が語る。 フジテレビ買収騒動について 「フジテレビ買収は、テレビ放送にライブドアのURLを貼りつけたかっただけ。」 後任になった平松元社長について 「たしかに平松氏は事件の容疑者にはなりえない人物ではある。しかし、彼はネットのことも、ファイナンスのこともほとんどわかっていない人だった。周りが推したのかもしれないが、辞退すべきだったのではないかと思う。」 元経営パートナーの宮内氏の裏切りに対する憤りと疑問。 「彼らがこのようなことをした理由が、私には未だにわからない。ライブドアの上場によって私の保有資産が大幅に増えた(私の保有株の価値が高騰したから。当たり前だが、株価が上がっても、それを売却しなければお金が得られないのに)ことを、彼らは

    fijixfiji
    fijixfiji 2009/03/27
    「インターネットは夢がありますって言わないと仕事にならないじゃないですか」それは盲点だった。