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ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (12)

  • キングコング凄ぇ!: たけくまメモ

    クリスマスまでに締め切り3と課題採点もあり、また26日には初のOFF会もあるというのに、うっかり『キングコング』を見に行ってしまいましたよ! いやあ凄かった。俺もこれまでに相当な数の映像を見てきたつもりですが、ひさびさに圧倒的な、言葉で形容できない何かを見せられた感じがしました。 これを作った人は正直、キチガイだと思いました。 いやまあ、中身はキングコングですからね。だいたいまあ皆さんご存じの通りの展開なんですけども、子供の頃から大のコング・マニアで、12歳の頃に自主映画でリメイクまで試みたというピーター・ジャクソン監督の「わてコング好っきや~、コング撮れたらもう死んでもええねん!」という魂の叫びが全カットに炸裂する、気合いの入りまくった一作に仕上がりました。まさに「漢の映画」です。 来90分くらいでできるような話を、186分(3時間6分)に渡って超大作化したわけなんですけれども、全編

    flak
    flak 2005/12/20
  • 【業務連絡】サルまん、OFF会、その他: たけくまメモ

    年末進行が最後の追い込みというか修羅場にさしかかっております。来週一杯、場合によってはクリスマスまでこの状況が続くので、こちら用のネタがなかなか投入できずにすみません。まあ合間を見てなんとかアップしていきたいと思っています。 ところで昨日小学館へ行きまして、『サルまん』やそれ以外の諸々の件で、一気に四つくらい打ち合わせをしてきました。そのうちふたつについてはまだちょっと書けないのですが、書ける範囲で言えば『サルまん』とは別に、来年の春、もう一冊が出ます。『私もマンガ家だった』というタイトル(仮題)で、昔俺がスピリッツの増刊号で連載していたインタビュー記事を、再構成してにするというものです。 内容は基的に、若い頃にマンガを描いていた、またはマンガ家になろうとしていたが挫折して今は違う仕事をしている有名人に俺がインタビューをしたものですが、メンバーがなかなか豪華です。 小松左京・筒井康隆

  • 【業務連絡】OFF会のお知らせ・第一弾: たけくまメモ

    来月の14日は「たけくまメモ」の一周年記念なんですが、最初はこの日の前後にOFF会でもやってみようかと漠然と考えておったのです(14日は大学の最終日でもあるので、無理)。しかし漠然としているだけでは物事は進みませんので、あれよあれよという間に年末が近づいて参りました。 もはや今更どこかの会場を借りることは困難ですし、ロフトプラスワンなどもとっくにスケジュールが埋まっているようです。するとせいぜい居酒屋で飲みいするくらいでしょうが、問題は人数であります。 考えてみれば、当ブログのアクセス数は一日あたり15000~20000くらい、ココログのアクセス解析では単純アクセス数しか出ませんので、一人で一日に何度もアクセスした回数を除いた数、すなわちユニークユーザー数がよくわかりません。でも聞いた話では、だいたい20%から30%くらいがそれにあたるのだそうで、すると3000人から4000人が当ブログ

    flak
    flak 2005/11/23
  • 【業務連絡】『サルまん』復活にご協力を: たけくまメモ

    さて、この夏から水面下で進行しておりました『サルまん』復刊プロジェクトにつきまして、ここに謹んでご報告いたします。 まず経緯から紹介しますと、92年にオリジナル版の3巻が出て早13年、97年には上下2巻の新装版が出ましたが、それから数えても8年が経過し、どちらもとっくに品切れ状態であるにも関わらずあくまで絶版ではないので他社から出すわけにもいかないという蛇の生殺し状態にあった『サルでも描けるまんが教室(愛称・サルまん)』でありますが、結構、「もう一度読みたい」という読者の声も根強くあったのです。 また「アニメ絵」「イヤボーンの法則」「一発ギャグ」「強い奴のインフレ」など、この作品から生まれた言葉がすでに定着しているにもかかわらず、オリジナルが読めないということで若い世代の読者様からも不満の声が寄せられておりました。 ←H氏 特に昨年はサル年であったわけですが、一昨年、小学館のH氏(マンガ家

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    flak 2005/11/15
  • ハイパー・アマチュアの時代: たけくまメモ

    惑星大怪獣ネガドン(DVD予約受付中!画像をクリック!) 昨日、念願の「惑星大怪獣ネガドン」を無事に鑑賞して参りました。やはり大画面で見といてよかったです。あらかじめ送られていたサンプルのビデオ画面では、ロボットのデザインが妙に近代的な感じがして、じつは不満だったのですが、クリアな大画面で見ると細かいディティール、特に鋲を打った足の感じがジャイアント・ロボだったりして納得。すげえこだわりです。 最初に予告編見たときはもっとパロディ臭いのかと思っていましたが、編を見ると怪獣特撮の基を押さえた生真面目な造りで、ここまで正攻法で迫られると言葉もありません。パロディではなく、オマージュ・アートの傑作というべきでしょう。 http://www.h2.dion.ne.jp/~magara/project.html(ネガドン公式サイト) 昨日は客層も妙に高年齢(30~40代が多そう)で、俺の周囲でも

  • マンガ専用フォトライブラリー構想: たけくまメモ

    一連のエントリのまとめとして、エントリやコメント欄でも話題になった「マンガ家用のフォトライブラリー」について、再度書いてみたいと思います。 現代のマンガ表現において、マンガ家が作画参考用に写真を使用することは、ごく当然の行為になっています。まあ『フリテンくん』とか『ぼのぼの』のような作品でどれだけ使うかは疑問ですが、リアリスティックな描写を要求する劇画やストーリーマンガでは、写真は、まず必須の作画資料と言っていいでしょう。 さてこうした写真を作家がどう調達するかというと、たいていは、あらかじめ用意しておいた雑誌写真のキリヌキや、写真集などを使うことが多いわけです。ここで写真はあくまで参考にして、十分な程度のアレンジを加えることができれば、著作権的な問題は生じにくいわけですが。 しかし「単純トレース」から「創作性を持ったアレンジ」までの間には巨大なグレーゾーンが存在するのは確かで、人はアレ

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    flak 2005/10/23
  • たけくまメモ : 【業務連絡】ここ2日のアクセスが凄いことに

    昨日はとうとう1日6万ヒットを達成。昨年12月の「手塚伝説」以来の快挙ですよこれは。ここ最近は1日1万前後をうろうろしていただけに、やはりみなさん業界裏事情がお好きなんだなあと、ほとほと感心した次第であります。 アクセスアップのお礼に、俺と相原君の『サルまん』から、特にタイムリーな部分をアップいたします。どうぞ存分にお楽しみください。実はちょうどネットでスキャン画像が転がってたのを発見し、そのまま拝借。こちらでスキャンする手間がはぶけました。どなたか存じませんがどうもありがとうございました>スキャンした人 ちなみに、水面下でいろいろ動いているんですが、来月あたり発表できるかもしれません。なにが動いているのかも含めて、ご期待ください。 ◎このエントリへのコメント→★

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    flak 2005/10/22
  • 許される模倣・許されない模倣: たけくまメモ

    前エントリで、「竹熊はトレースと模写の違いを混同して議論している」というような疑問が寄せられました。具体的にはおがたさん、fineさん、ニュー速+住人さんなどからの書き込みです。まずおがたさんが、 《どうも竹熊さんの論旨に違和感を覚えるのですが、 A) 元絵を下に敷いてトレースして描く B) 元絵を隣において描く C) 元絵を思い出しながら描く の3つは分けて考えるべきではないでしょうか? 今回の事件はAですよね。竹熊さんが論じているのは主にC、ひょっとすればBも入る程度で、Aは入っているのかな? もちろん、じつはこの3つ、境界線は曖昧であったりするのですが、 すくなくともBとCの地点から見れば、これらとAとの距離は非常に遠いものがあるように思います。》 と書き込まれ、ついでfineさんが、 《 同感です。 私もたけくまさんはBとCについて書かれていると受け取りましたし、それであればたけく

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    flak 2005/10/21
  • たけくまメモ : マンガ家の描写盗用問題についての私見

    例の少女マンガ家による「スラムダンク」の構図盗用問題について、「竹熊の意見が聞きたい」という声があちこちから寄せられるようになりました。著作権問題についてはかねてから関心のあるところであり、この際「報道から知りうる範囲」を材料にして、自分の意見を述べてみたいと思います。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0510/18/news099.html http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051019k0000m040140000c.html http://www.kodansha.co.jp/info.html(←講談社お詫び文/現在削除) http://www.kodansha.co.jp/betsufure/(←編集部&著者お詫び文) http://cabin.jp/k55yuki/(←ネット上で設

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    flak 2005/10/20
  • 黒澤・手塚 幻の合作映画: たけくまメモ

    「『テヅカ・イズ・デッド』を読む(4)」のコメント欄で、いつの間にか黒澤明の話になり、「そういえば…」という感じで俺が「昔、黒澤明と手塚治虫が映画を合作する話があった」ということを思いだし、その旨を書きましたら漫棚通信さんがブログでこれを取り上げていただきました。 http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/ 当方のはコメント欄でのやりとりであり、しかもエントリの筋とは関係ない話です。このまま埋もれてしまうにはもったいないネタなので、改めてこちらにアップします。コメントの詳しい前後関係は、当該のコメント欄を参照してください。 まずはAaさんの「黒澤明が大平洋戦争中にディズニーの『白雪姫』を見た」というコメントを受けて、俺がこのようなレスを返したところから始まります。 《 >Aaさん 戦時中に「白雪姫」を黒澤が見ていたというのは、何か出典がありま

  • 伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド』を読む(1): たけくまメモ

    以下の文章は先頃刊行された伊藤剛の著作『テヅカ・イズ・デッド』を読んでの感想であります。とはいえ書き始めたらとまらなくなり、内容紹介を含めて相当な分量になってしまいました(しかも、まだ書き終わっていない)。マンガ論としては久しぶりに出た格的な理論的著作であり、2年半に及ぶ書の「産みの苦しみ」のプロセスを友人として端から見ていただけに、個人的にも感慨深いものがあるのは確かであります。 マンガ表現やマンガ史における新見解をいくつも含んだ野心作で、かなり専門的な内容(価格も専門書的)ですが、難解な用語をことさらに駆使しているわけではなく(むしろそれは最小限に抑えている感じ)、マンガ表現に関心のある人なら、一度は目を通して損はない出来だと断言できます。この感想はまだ執筆途中ですが、なかなか終わらないので「短期連載」にしました。書における伊藤くんの論旨には私自身のマンガ観にも反省を迫る部分があ

  • 【告知】10月9日に吉祥寺アニメ祭: たけくまメモ

    以前、当メモでご紹介した「第2回吉祥寺アマチュアアニメーション映画祭」の開催日が近づいて来ましたのでお知らせします。開催日は10月9日です。 http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/03/post_18.html(前回の記事) ●告知ページ http://kichifes.jp/animation/news.html http://kichifes.jp/index3.html たくさんのご応募ありがとうございました。今回はコンペの他に「出張JAWACON」としまして、JAWACON参加作家の作品上映会も併せて企画しております。我が国フラッシュムービーの最前線が堪能できます! すべて入場無料です。 ●参考・JAWACONページ http://www.jawacon.net/index.html 映画祭は吉祥寺商店街の町おこしイベント「吉祥寺ウ

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