印刷 関連トピックス野田佳彦台風総選挙 鉢呂吉雄経済産業相が就任早々、福島県での視察をめぐる不適切な発言で辞任したことを受け、野党は野田政権への批判を強めている。自民党は13日からの臨時国会で、衆院での代表質問に谷垣禎一総裁が自ら立って、野田佳彦首相の任命責任を問う構えだ。 「野田政権の猛省を求める。首相の任命責任はある。士気高く国家の難局に臨めるのか、国会でただしていかなければならない」。谷垣氏は10日、台風12号の被災地視察で訪れた和歌山県那智勝浦町で記者団に対し、野田政権との対決姿勢を強調した。 自民党は、支持率がV字回復した野田政権について「批判一辺倒では『政局優先』だと世論の批判を受けかねない」と攻めあぐねていたが、鉢呂氏の辞任で格好の攻撃材料を得た形だ。民主党が難色を示す予算委員会の開催を強く求め、ほかの閣僚の失言についても追及。政権の体力を奪い、第3次補正予算成立後の衆