コボタッチEPUB時代の電子書籍流通(イメージ) 欧米の電子書籍の標準規格「EPUB(イーパブ)」が縦書きの日本語に対応できるようになり、国内の出版界で今後広がる見通しになった。楽天などもEPUBの採用を決めている。EPUBをつくった国際団体「国際電子出版フォーラム(IDPF)」が公認する日本語用の閲覧ソフト「リーディアム」が4日午後、東京で開かれる「国際電子出版EXPO」で初公開される。 IDPFは、「日本製でないと無理ではないか」と言われていたルビなど複雑な日本語表記が、「世界標準」の規格でも実現可能なことをアピールする。 いま、国内の規格は統一されておらず、主なもので2種類ある。EPUBが標準規格になれば、海外から安い電子書籍端末が入るようになり、価格競争が活発化する可能性がある。EPUBを採用し、今月発売する楽天のカナダ製端末「コボタッチ」も7980円と、従来の規格を採用した