恵那、中津川市を走る第三セクター・明知鉄道の開業三十周年記念式典と鉄道まつりが十四日、恵那市明智町で開かれた。式には関係者百人が出席、国鉄明知線を引き継いで一九八五年に開業した鉄道の節目を祝った。 式で、可知義明社長(恵那市長)が「経営は平たんではないが、SL(蒸気機関車)復活も図りながら存続に努力する」とあいさつした。国土交通省中部運輸局の梶川真一鉄道部長らが祝辞を述べた。 取締役を務め、七月に亡くなったスーパー「バロー」創業者の伊藤喜美さん、明智鉄友会、恵那南、阿木、恵那農業高校と恵那特別支援学校に感謝状が贈られた。同町出身の保母武彦島根大名誉教授の記念講演もあった。