池内恵(いけうち さとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について、日々少しずつ解説します。有用な情報源や、助けになる解説を見つけたらリンクを張って案内したり、これまでに書いてきた論文や著書の「さわり」の部分なども紹介したりしていきます。
池内恵(いけうち さとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について、日々少しずつ解説します。有用な情報源や、助けになる解説を見つけたらリンクを張って案内したり、これまでに書いてきた論文や著書の「さわり」の部分なども紹介したりしていきます。
「イスラム国」日本人拘束事件で殺害されたと見られる日本人人質二名、湯川遥菜さんと後藤健二さんに哀悼したい。 「殺害された」と見るのは日本政府の判断にならう以上はない。遺体の受け取りや犯人を逮捕して司法に引き出すなどの点からすれば、この事件はまだ終わったわけではない。が、人質が殺害された現在、その生存について対応するという事態は終わった。そこまでのとりあえず「事件」とする。 痛ましい「事件」だったが、「イスラム国」のジハーディ・ジョンが公開に関わったこれまでの人質殺害事件では、人質が救出された事例はなかった(と思われる)。今回も過去例を踏襲しているという点では、大きく意外という結果ではなかった。 別の言い方をすれば、ジハーディ・ジョンが出てくる時点で、実際には「イスラム国」の人質ビジネスとは別部署の扱いということなのかもしれない。 さらに過去例との比較で言えば、彼の要求は一貫して「イスラム国
池内恵(いけうち さとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について、日々少しずつ解説します。有用な情報源や、助けになる解説を見つけたらリンクを張って案内したり、これまでに書いてきた論文や著書の「さわり」の部分なども紹介したりしていきます。
--人質の交換はどのような影響を与えるか 「ヨルダンとイスラム国の関係は、国と国の間ではないが、一種の戦争状態ともいえ、力のバランスの中で捕虜交換はあるだろう。ただ、日本は事情が異なる。ヨルダンとイスラム国がせめぎ合っていたところに、いわば通りかかりの日本人が金を要求された。払えないならば、ヨルダン政府から捕虜を取ってこいと要求されたという形だ。第三者の日本人を利用すると、敵対する勢力が何かを得ることができる-という構図ができると、日本は隣国や武装組織との対立を抱えている国には関与できないということになる。人道支援政策などにも影響する可能性があり、日本にとっては危険な側面がある」 --イスラム国はなぜ、斬首を行うのか 「恐怖心をあおり、存在感をアピールするためだ。イスラム国は斬首や異教徒の奴隷制などを、イスラム法学の古典を用いて正当化している。サウジアラビアにも斬首による処刑があり、新しい
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件は、日本社会に、テロと向き合う厳しさを改めて突きつけた。イスラム国は今後どうなっていくのか。日本はどのような姿勢を取るべきなのか。今月、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)を出版し、中東情勢や国際政治に詳しい東京大学の池内恵准教授(41)=イスラム政治思想=に聞いた。 --イスラム国の現状をどのように分析するか 「日本人人質事件で公開した映像が従来と比べて貧弱であるなど、これまでの様式と異なっている。イスラム国は、ヨルダン人のザルカウィ容疑者(2006年に米軍の空爆で死亡)が作った『イラクのアルカーイダ』が母体であり、今も中核となっている。拠点が攻撃されるなど、その集団の勢力が劣っているのではないか。他の組織から孤立化している可能性もある」 --ヨルダン政府の対応が注目されている 「そもそも『イラクのアルカーイダ』は、イラクとヨ
池内恵さんの『イスラーム国の衝撃』が2015年1月20日の発売直後から大きな話題となっている。発売翌日には増刷が決まり、累計85,000部に達した。著者の池内さんに緊急インタビューをした。 ――発売日当日に日本人人質事件が発生しました。 「イスラーム国」による人質殺害要求やその背後の論理、意図した目的、結果として達成される可能性のある目標については、本のなかで詳細に分析しています。今回の事件も本書で想定していた範囲内の出来事と言えます。 しかし、偶然とはいえ、あまりのタイミングでした。 事件発生直後から問い合わせが殺到したため、「中東・イスラーム学の風姿花伝」という個人ブログで、「『イスラーム国』による日本人人質殺害予告について:メディアの皆様へ」という文章で見解を載せたところ、「シェア」による拡散が3万8000件(1月22日午後8時現在)にも達しました。 これまでも自分自身の「研究活動」
深キョンこと深田恭子(32)が近ごろ太ったという評判がもっぱら。もともと太りやすい体質だと言われるが、いったい何があったのだろうか。 *** 「深キョンは赤いワンピースで現れましたが、二の腕の太さに圧倒されましたね。明らかに以前よりも太った印象を受けました」 去る1月8日に行なわれた映画『ジョーカー・ゲーム』の完成披露試写会に登場した深田恭子を目撃した芸能記者の感想である。 「映画の撮影が行なわれたのは1年ほど前で、上映された予告編に映った深キョンはまだそんなにムチムチではなかった。撮影後に太ったのでしょう」 彼女はこれまでも太ったり痩せたりを何度も繰り返してきた。 「以前は、仕事が終ると深夜に仲間と焼き肉屋に繰り出して、ビールを飲んだりしていました。シメに豚骨ラーメンを食べたりという食生活のせいか、余分な脂肪がついて、“デブキョン”とか“ポチャキョン”などと呼ばれたこともあっ
名古屋大学理学部1年の女子学生(19)が無職森外茂子さん(77)を殺害したとして逮捕された事件で、女子学生の長年の殺人願望が明確に浮かび上がってきた。 女子学生は調べに「小学生のころから人を殺してみたかった」と殺人願望を語り「(事件に使った全長37センチの)おのは中学生のころから持っていた」と供述。「高校時代に友達に毒を盛った。友達には障害が残った」「(殺すのは)誰でもよかった」などとも話しているという。 大学の同級生は「いつも寝間着みたいなジャージーにボサボサ頭のまま学校に来ていた。プレゼンのある授業で一緒だったが、学力は名大生の中では普通な感じ。暗くておとなしい印象だった。まさか殺人事件を起こすなんて…」と絶句した。 司法解剖の結果、森さんの死因は頸部圧迫による窒息死だったことが判明。頭蓋骨は3か所折れていた。森さんは女子学生のアパート浴室で倒れていた。行方不明になった当日、2人で森さ
先日、SPA!からYouTuber(=YouTubeに動画をアップし、広告報酬を得ること・有名になることを目的にしているユーザー)をテーマに取材を受け、その記事がサイトにアップされました。 ・爪楊枝混入事件で注目 「底辺YouTuber」って何?(日刊SPA!) このインタビューを受けるにあたって、YouTuberについて調べたり動画をいろいろと観て、感じたことやわかったことをまとめてみました。日刊SPA!と多少内容はかぶっていますがw まずは底辺YouTuberとはなんぞや? という定義をしなくちゃなりません。個人的に底辺YouTuberを定義すると (1)YouTuberを自称・目標としている (2)YouTubeに定期的に動画をアップしている (3)チャンネル登録者数が10未満 (4)平均動画再生数が100未満 (5)動画のクオリティが低い の要素を満たすユーザーです。特に「底辺」の
店で男と女が談笑している。お互い見つめ合い、笑い、そして話は弾む。十分に時間を楽しんだ後、二人は店を出る。男が何か話した。女はすぐに理解した。セックスの打診だ。女の顔が曇る。そして誘いを断った。今度は男の顔が曇った。楽しかった時間が、突然張り詰めたものになる。男は女に問いただす。明らかに怒りを含んでいる。女は言う。「そんなつもりじゃないのに」と。 男女間ではよくある光景ですが、これはどちらが悪いのでしょうか?勘違いする男性でしょうか?それとも、思わせぶりな女性でしょうか?二人はそれぞれ自分にとって自然な行動をとり、そしてすれ違ってしまったのです。なぜ男性と女性はこんなにもすれ違ってしまうのでしょうか?まだ明確なメカニズムはわかっていませんが、近年の研究で男性と女性は、特に性行動で大きな違いがあることがわかってきました。 男はセックスと思い、女は友情と思うアメリカの大学生200人余りを対象に
プロフィールの写真は大事だが、文章はもっと大事だ。そしてより難易度は高い。写真はとりあえず清潔感があれば許されるが、文章はさらに知性とユーモア、そして誠実さが求められる。女性は写真を見てあまりタイプじゃないと思っても、文章で気に入ればメールに返事を書く。しかし見た目がタイプでも、文章で不信感を持てば返事どころかブロックすることがある。わかりやすいのは下ネタだ。プロフィールに下ネタやセックスを連想させる事柄を書いてはいけない。少しでも書けば、それだけで即アウトになる。「私はマッサージが得意です」は、本職のマッサージ師以外書くべきではない。それが性的なものではないただのマッサージで、あなたが本当に得意だったとしてもだ。少しでも女性に不信感を抱かせたら、このゲームはあなたの負けだ。あなたが本気で彼女が欲しいのならば、文章は写真以上に気を使い、そして本気で取り組もう。 書いてはいけないことプロフィ
プロフィール写真は大事だ。オンラインデートサイトには無数のプロフィール写真があり、一瞬見てクリックひとつでありかなしかを決める世界なのだ。その一瞬で好印象を与えなければ、プロフィールを読んですらもらえない。しかし個人的な経験では、それほど怖がらなくてもいいと感じた。アメリカには多様な人がいるので、それだけ異性の好みも多様だからだ。顔や体型に自信がなくてもまったく問題ない。それよりも、「俺なんて不細工だから」という卑屈で後ろ向きな性格の方が問題だ。卑屈な性格は、どの人種にも嫌われる。あなたがイケメンか不細工かはわからないが、あなたの見た目がOKだと言う人はこの世の中に必ずいる。でもあなたが卑屈でネガティブならば、そんな人にも嫌われてしまう。だからまず前向きになろう。 オンラインデートではプロフィール写真は重要だが、本人の見た目は実は決定的なものではない。特に女性は男性を見た目だけで判断するの
4.【他のお客様】きちんとお金を払ってくださる「他のお客様」がいらっしゃってこそ私の生活が成り立っておりますので、
» 昔「少年ジャンプ」で連載されてた犬漫画『銀牙 -流れ星 銀-』が北欧で国民的超人気! なんとミュージカル化までされていた…!! 昔「少年ジャンプ」で連載されてた犬漫画『銀牙 -流れ星 銀-』が北欧で国民的超人気! なんとミュージカル化までされていた…!! 鷺ノ宮やよい 2015年1月11日 0 今から30年ほど前、「少年ジャンプ」で連載されていた『銀牙 -流れ星 銀-』という漫画を皆さんはご存じでしょうか? 犬同士の間で繰り広げられるやりとりが人間の言葉で説明され、そこに少年ジャンプ特有の友情や成長の要素が織り交ざった一大ドラマであります。当時、テレビアニメ化もされていたほどなので記憶に残っている人も多いのでは? その『銀牙 -流れ星 銀-』がなんと北欧の国々で国民的人気を誇っているらしい! ……というのはどうやら日本でも一部ではすでに有名な話のよう。しかもミュージカル化までされている
最近またマルセイユで6日間続いたゴミのストライキがあったのをきっかけに掲載してみます。この文章は、2012年12月にアパートメントのサイトに寄稿した拙文に加筆したものです。 こんにちは。 このたび、日本のゴミ分別の煩わしさと憂鬱を逃れるために北アフリカの都市マルセイユに住むことにしました。 この街に来ると、まず目につくのは、ミストラル(季節を問わず吹く南仏特有の冷たい強風で赤城おろしや六甲おろしのようなもの)に巻き上げられて空中を浮遊したりふわふわと道を転がっていったりするスーパーの袋、新聞紙、人糞らしきものついたキッチンタオル、使用済みパンティーライナーです。 アフリカの他の地域に比べてマルセイユの人たちが特別ゴミの出し方のマナーが悪いわけではありません。 マルセイユでは、ゴミ収集人の労働組合が大変強く、年中ストライキがあります。 マルセイユについた当時、Super U(近所のスーパーで
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きたの・よしのり/1970年長野県生まれ。モスクワ在住24年の国際関係アナリスト、作家。その独特の分析手法により、数々の予測を的中させている。1996年、日本人で初めて、ソ連時代「外交官・KGBエージェント養成所」と呼ばれたロシア外務省付属「モスクワ国際関係大学」(MGIMO)を卒業(政治学修士)。1999年創刊のメールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」は現在読者数3万6000人。ロシア関係で日本一の配信部数を誇る。主な著書に「隷属国家日本の岐路」(ダイヤモンド社)、「プーチン最後の聖戦」、「日本自立のためのプーチン最強講義」(共に集英社インターナショナル)など。 ロシアから見た「正義」 “反逆者”プーチンの挑戦 ウクライナ問題などで欧米に楯突き、“反逆者”となったプーチン・ロシア大統領。しかし、ロシア側から物事を眺めれば、ウクライナ問題で暗躍する欧米側の思惑など、日本で報道されている“
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